台湾の『集賢撞球運動館』で行われていた
今年の『アジア選手権』(9ボール)。
5日間の日程が全て終わりました。
●男子の部
日本在住のJPBAプロで台湾国籍を持つ
羅立文(ロー・リーウェン)。
3連覇の期待のかかっていた羅は、
張玉龍、鄭喻軒という台湾トップ選手を破って、
3年連続でファイナルへ。
そこで待ち受けていたのは台湾のトップ中のトップ、
張榮麟(ザン・ロンリン)。
ファイナルは羅が先行する展開となりましたが、
めげない男、張がヒルヒル(7-7)に持ち込みます。
最終ラックは、張がブレイクイン後、1番バンクを選択。
それが穴前に残り、そこから羅が取り切りました。
Winner:羅立文 ……左2 Lo Li wen
Runner-up:張榮麟 ……中央 Chang Jung Lin
3rd Prize:鄭喻軒 ……右 Cheng Yu Hsuan aka. Kevin
柯乗逸 ……右2 Ko Pin Yi
田中汰樹&杉山功起の日本チームは、
8チームが参加した男子ジュニアダブルスで、
最後は香港Bを7-1で破り、見事に優勝です!
優勝:日本
2位:香港B
3位:台湾C、香港A
予選ダブルイリミネーションの敗者最終では、
マレーシアにゲームボールを
撞かれるところまで行きましたが、
そこを乗り越えてからの準決勝(vs 香港A)と
決勝(vs 香港B)の2試合は、
両選手の精神面も腕の状態も良くなってきたようで、
シンクロ度合いもより高まっていました。
特にファイナルは、
シングルス戦の分まで完全燃焼していたような、
そんな快勝でした。
笑顔を絶やさず伸び伸びと撞いていましたし、
存分に大会を楽しめたのではないでしょうか。
また、6チームが出場した女子ダブルスは
台湾Aと韓国Aがファイナルで対決し、
韓国Aが勝っています。
日本(村松さくら&奥田玲生)は
残念ながら予選ラウンド敗退でした。
…………
↑ Day 3で終了していましたが、
男女ジュニア・シングルス戦の
表彰写真も載せておきます。
男子は香港のR・カピト(左2)が、
女子は韓国のL・ウジン(左2)が
それぞれ優勝しています。
当該記事はこちらで。
…………
今回も日本選手や保護者の皆さま、
そして、台湾のたくさんの人にお世話になりました。
約1週間、ビリヤード場に
通勤しているような感覚でした。
ありがとうございました。
日本の記者目線で言えば、
JPBAの羅プロの3連覇と
日本男子ジュニアのダブルス優勝が見られて、
1週間の疲れも吹っ飛びました。
特に羅プロのメンタルタフネスや技術力は、
日本で見るよりも深く印象に残りました。
追って本人の談話をお届けする予定です
(男子ジュニアの談話もあります)。
しばしお待ち下さい。
Day 5のフォトギャラリーは以下で。