台湾開催の『アジア選手権』の
男子ジュニアダブルス部門で優勝した
田中汰樹(たなかたいき)&
杉山功起(すぎやまこうき)ペアの談話をお届けします。
シングルス戦では、
田中がベスト8、杉山が予選ラウンド敗退と、
入賞はできませんでしたが、
ダブルスでは息の合ったプレーを見せて、
アジア8チームの頂点に立ちました。
表彰式後の2人の談話をお届けします。
…………
――たった今終わったばかりですが、今年のアジア選手権、どうでしたか?
田中汰樹(以下、汰樹) 疲れました~(笑)。
杉山功起(以下、功起) 汰樹が今年でアジア選手権ジュニアの部は卒業だったので、一緒にダブルスで優勝出来て良かったです。
――シングルス戦を振り返ると? 満足行くプレーはできましたか?
汰樹 いやぁ、満足するということはないですよ。結果もあれ(ベスト8)でしたし。でも、最低限やるべきことはできたかなと思います。
功起 内容にも結果にも満足はできないですけど、一球もいい加減にやらずに、一生懸命撞けたことは良かったです。敗因をしっかり反省して、来年またここに来られることになったら、次はもっと勝てるようにしたいですね。
――ダブルスは大会序盤はヒヤヒヤする場面もありましたが、後半ノリノリでしたね。特にベスト4(vs 香港A)と決勝(vs 香港B)は。
汰樹 はい、決勝はかなり良かったです。準決勝は危なかったですけどね(笑)。
功起 そう、俺が途中で一球やっちゃったから(笑)。
――後半は相手(vs 香港A)が巻き返してきてました。
汰樹 はい。でも、まあいいっす。優勝できたのでそれでいいです。
――2人の連携もどんどん良くなって行ったように見えました。
汰樹 そうですね。最終日の朝イチの敗者最終(vs マレーシア)はどっちかって言うと、2人とも気持ちが受け身になっていたというか。それに比べれば特に決勝はまるで違って、とても良い状態だったと思います。
功起 そうですね。決勝は集中して撞けていたし、気持ちの面でもコミュニケーションの面でも上手くやれていました。
汰樹 そう、決勝は2人とも楽しめたと思います。
――2人とも、シングルス戦とダブルスで5日間毎日試合してたでしょう。
2人 はい、そうです!(笑)
汰樹 "オフなし"は僕の中ではちょっとした目標だったんです。去年も毎日撞けたんで、今年も毎日試合したいなと。
――田中選手はこれでジュニアの部は卒業になりますね。
汰樹 今年の世界ジュニアに出られることになった場合はそれが最後です。日本とアジアのジュニアの選手権はこれがラストでした。だから、来年は功起が引っ張って行く側になって、他の初めて来る子たちに伝えてほしいですね。気持ちの持って行き方とか、どういうふうに撞くかとか。今回一回経験したんで大丈夫だと思います。
功起 来年も日本代表になって、そうなれるようにしたいです。
汰樹 もし同い年の選手とここに来られるとしたら、やりやすさという面ではそれが一番じゃないかと思います。僕は同い年の子は(日本のトップジュニア界に)いなくて、上か下かだったから。でも、功起の年には(林)武志とか何人かいるんで。同い年同士で来られるとしたら、ダブルスもそうだし、もっと色々とやりやすいと思います。
――杉山選手、来年も来るしかないですね。
功起 いやもう、来なくちゃいけないですね(笑)。そして、シングルスもダブルスも優勝したいと思います。
――ここからまた1年、練習も試合も頑張ってください。
汰樹 頑張ってください(笑)。
功起 はい!(笑)
(了)
…………