『アジア選手権』で撮った
大井直幸プロのブレイク動画です。
9オンフットラックの9ボール
(交互ブレイク・セルフラック)。
ダブルイリミネーションラウンドの
呉坤霖戦で撮りました。
通常スピードの方もスローの方も、
それぞれ1回ずつしか撮っておらず、
ブレイクの結果(配置)的には
必ずしもベストのテイクではありませんが、
打ち方はほぼ毎回同じだったと思います。
必要以上にキューを大きく・強く振ることはなく、
テイクバック時にタメることもなく、
クイックに重心が移動するのが
大井ブレイクの特徴。
力をかけてるように見えなくても、
タイミングの取り方が抜群に良いので、
高い効果(=破壊力)が生まれるのでしょう。
通常スピードの映像。↓
1番はサイドに入っていますが、
2番との位置関係がよろしくありません。
スロー映像。↓
この時も1番はサイドへ。
大井プロはアジア選手権の会期中、何かの折に、
「1番はサイドに入る(ように撞けている)ので、
2番が大事。2番と手球の(良い)位置関係を作りたい」
という意味合いのことを語っていました。
その視点で見ると、
2度の敗戦(vs 鄭喻軒とvs 呉坤霖)は、
2番と手球の位置関係が良好だったと
言えるブレイクは多くはなく、
イリーガルもありました。
一方、
2度の完封勝ち(vs G・チンテクとvs 盧浩探)を
ちらちらと見ていた限りでは、
かなり良いブレイクを続けていました
(ほぼマスワリか取り切りかという状態)。
もともとブレイクの技術も安定度も高い大井プロ。
良くなかった時のブレイクは、
ラックかテーブルコンディションか台高か、
あるいは自身の力みか、
何かはわかりませんが、
微妙にブレイクに影を落とす要素が
あったのかもしれません。
…………
北海道オープンでも撮ってました。↓