よく参考にさせてもらっている
アメリカ『Select Billiards』の動画です。
…………
ロングショットをとりあえず入れたい。
「ポジションは二の次でいい。まず入れたいんだ!」
という場面。
いわゆる”イレイチ”の時に
確率を高める術はないのか……!?
Select Billiardsのブランドンが
提案するソリューションは、
「薬指と小指の2本でキューを持つべし!」
ということでした。
ブランドンの言葉を借りると、
「Hold the cue with your back two fingers !」。
動画でどうぞ。
まず、最新バージョン(2015年9月に出た改訂版)から。↓
そして、こちらは
5年半ぐらい前(2011年12月)にアップされた
オリジナル版。↓
…………
2本の内容は全く同じで、
改訂版の方が、
「より良い画質で撮り直し、
グリップ部もよく見えるようになった」
ぐらいの違いです。
オリジナル版は、
Select Billiardsが発信してきた数々の動画の中でも、
トップのビュー数になっています。
短い尺の中でビシッと言い切っているところが
着目されたのでしょう。
内容をまとめると、
「後ろの2本の指でキューを振れば、
パワーをあまり掛けられず、
ただ保持しているだけになるので、
ストロークから力みが抜け、
左右にブレにくく、
狙った所に真っ直ぐ手球を運びやすいのだ」
ということになります。
ブランドンは
「薬指と小指の2本でキューを持て」
言っていますが、
まず、五指の中でも非力な
薬指・小指から試してみたら?
という風に解釈して良いでしょう。
力まないストロークができればそれで良いので、
人によっては「中指1本」が
しっくりくるかもしれませんし、
「全体的に脱力してつまむ感覚が合う」
という人もいると思います。
要は、「真っ直ぐストロークするために、
妨げになるであろう要素を取り除ければ良い」
ということですね。
もちろん、ブランドンも言っていますが、
このグリップでハードショットをしたり、
押し引きヒネリをかけるのは難しいので、
ポジショニングするのには不向きですが、
ただ入れるだけで良いのならば実戦向き。
……かもしれません。
…………
余談ですが、この薬指&小指グリップ、
BDも初級者の時に
上級者の先輩に言われて試したことがあります
(この動画が世に出るだいぶ前でした)。
すぐに効果が現れたかどうか。
その辺りの記憶は全くありませんが ^^;
「前の3本の指」、
特に親指と人差し指でできる「輪」の部分は、
良くも悪くもかなりのパワーがあるんだなと
再認識するきっかけにはなりました。
ですが、その親指と人差し指の「輪」だけで
キューを振っている
世界トッププレイヤーもたくさんいますし、
結局は「人それぞれ」ですが、
遠い球のシュートが苦手という人は、
グリップの型状(使っている指含め)が
ストロークに与えている影響を、
観察・分析してみるのも悪くないと思います。