国内外のトッププロを始めとして、
世界中にユーザーがいる
ADAM JAPANのキャロムキュー。
先月、新シリーズ、
『MUGEN』がデビューしました。
“MUGEN”の名を冠した
ポケットキューシリーズは
以前から好評を博していますが、
“キャロムのMUGEN”は「初」だとのこと
(※特注品を除く)。
撮影する機会がありましたので、
写真で特徴をチェックしていきましょう。
…………
本シリーズは5モデル展開。
いずれも、シャープで色鮮やかなハギが
よく映えるデザインになっています。
きれいな並びではなくて恐縮ですが、
画像の上側から、
3C MGN-4
3C MGN-3
3C MGN-2
3C MGN-1
3C MGN-5
……となっています。
5モデルに共通するスペックは以下の通り。
バット長:720mm
シャフト長:690mm
シャフト:SOLID 8 VI
タップ:KAMUI BLACK M
ジョイント:3/8-10山パイロテッド
テーパー:アダム標準キャロムテーパー
グリップ:ウッドハンドル
MUGENシリーズはバット構造に秘密があり、
レンガスを芯材に用いた
「中下二重構造」になっています。
さて、この5本のデザイン、
見覚えのある方もいるでしょう。
これはポケットのMUGEN現行シリーズと
(2016年春リリース)とほとんど同じです。
ジョイントカラー上下にリングが入る
「リングダブル」になっているところが、
わかりやすい違いです。
…………
ジョイントは3/8-10山パイロテッド。
一体感を高めるため、
シャフト側のネジ挿入部が
ポコッと出っ張っています。
それが"パイロテッド"。
シャフトはキャロム用テーパーが施された
「SOLID 8 VI」(ソリッドエイトブイアイ)。
…………
タップはKAMUI BLACK M。
ポケットキューのシャフトに比べると、
キャロムシャフトは
「全長が短く、先端が細く、先角が短い」
のが特徴となります。
また、バットエンド側(スリーブ部)の長さは、
ポケットMUGENと比較すると
少し短くなっています。
…………
アダム担当スタッフさんにお聞きしたところ、
「元々、ポケットMUGENと同じタイミングで
出そうとしていたのですが、
性能にこだわっていたら遅くなってしまいました。
性能面も自信がありますし、
ハギの精度もかなり高いので、
そこにも注目していただけたら」
とのこと。
アダムのキャロムキューは、
ポケットキューと同様、
「MUSASHI」が不動のフラグシップの
位置にある訳ですが、
MUGENシリーズはその弟分と言いましょうか、
肉薄する位置にあるキューです。
比較的求めやすい価格帯で、
中~上級者も納得するスペックとデザイン。
スリークッションを始めてみようかなと
考えているポケットプレイヤーにも
ピッタリのモデルと言えるでしょう。
…………