アマリーグ戦『JPA』の一年の総決算、
4日間にわたる
『JPA Kanto Area Team Championships 2017』
(略して「KTC」)が、
『バグース六本木店』で行われました
(※大会初日と2日目は『バグース新宿店』も併用)。
8月にラスベガスで行われる
『APA World Pool Championships 2017』
への出場権をかけた、
KTC最終日(6/11)の準決勝と決勝戦の模様を、
写真でざざざっと振り返ります。
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※JPA公式ブログはこちら
整然と並べられたトロフィー。
優勝&次点チームの人数分×4部門分あります。
「皆さん、頑張ってください!」
(JPAプロスタッフ工藤孝代プロ)。
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ウォールオブトロフィーの向こうでは熱戦開催中。
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ベスト8戦の終わりの方を
少しだけ見ることができましたが、
声掛け、祈り、ため息、ハイタッチ、意気消沈、
ガッツポーズ……と、既に見どころたくさん。
この感じ、球春です。青春です。
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8ボール部門、準決勝開始前の
プレイヤーズミーティング。
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今年国内初開催の、
マスターズ部門の準決勝も始まりました。
関東3チーム・関西1チーム、
計4チームで組み合わせ抽選をしてスタート。
マスターズ部門は、
ガチンコ度の高いノーハンデマッチですが、
女性プレイヤーの姿もあります。
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JPAで「神ってる人」といえば、
ご存知、日本トップアマの持永隼史選手。
プレーにコーチングにと一日中駆け回りつつ、
9ボール、8ボール、マスターズの
3部門のチームを掛け持ちして、
その3チームで決勝戦まで行くという、
規格外の活躍。
今年は、9ボール(Snack Makonチーム)で、
自身4度目のラスベガス行きを決めました。
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JPAの8ボールの戦いを初めて見ましたが、
とても勉強になりました。
入れちぎらずとも、
クレバーな戦い方ができれば誰にでも勝機あり。
穴前に残りやすいショットスピードや、
アンドセーフのパターン、
相手に撞かせるパターン……
いただきます。
JPAで8ボール部門ができて丸7年。
上位チームは戦い方を熟知しています。
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ここで突然ですが、
9ボールと8ボールの3位チームの表彰写真を
(優勝と次点チームの写真はこちら)。
●9ボール A Tournament
3位:下北グーフィー
『松山ビリヤード』
(東京 世田谷ディビジョン)↓
3位:D-Zone(ディーゾーン)
『ビリヤード相馬』
(東京 SATURDAY NIGHTディビジョン)↓
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●9ボール B Tournament
3位:Magicians Red(マジシャンズレッド)
『ポイント荻窪』
(東京 城西ディビジョン)↓
3位:union CUBE(ユニオンキューブ)
『RISK』
(東京 城西ディビジョン)↓
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●8ボール
3位:VALICE(ヴァリス)
『ビリヤード Alice』
(東京 大田-川崎ディビジョン)↓
3位:TFF - Beef Island(TFF - ビーフアイランド)
『ビリヤード ニッカ』
(東京 城南ディビジョン)↓
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そして、会場では
マスターズの決勝戦が始まりました。
マスターズを見たのも初めてでしたが、
こちらは予想通りハイレベル、かつ、
1試合の中で8ボールと9ボールを両方撞く
フォーマットになっていて見応えあり。
3人対3人で、
ノーハンデの7ラック先取で、
2勝を挙げたチームが勝ちとなります。
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マスターズの決勝戦は、
ヒルヒルのヒルヒル
(1勝1敗での6-6時)に。
ゲームボールを入れたのは、
「Z Annie」チーム(大阪・ツェット九条)の
佐々成太郎選手でした。
とても勝負強かったです。
このチーム、あとのお2人はあの瀬戸山兄弟。
ラスベガスでも上位進出が狙えそうな気がします。
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そうこうしているうちに、
9ボール部門が大詰め。
9ボールはAとB、2つのトーナメントがあり、
計4チームが決勝戦を戦いました。
一球たりともおろそかにせず、
声を掛け合い、励まし合いながら
ゲームが進んで行きます。
見ているこちらがドキドキします。
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9ボール&8ボールで、
いち早くラスベガス行きを決めたのが
Snack Makon。
そろそろ上がりじゃないか!?
というところでスコアを確認したところ、
たしかに優勝が決まっていました。
おめでとうございます!
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Snack Makonと次点のBacchusの表彰式の最中に、
別の所から歓声が……
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慌てて駆けつけると、
RealMidがゲームボールを入れて、
メンバーたちが歓喜のモッシュピット状態に。
おめでとうございます!
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残すは8ボール部門のみ。
最後は、TFF - Growth fieldのエースの
増田浩一選手が、
なんと8番を空クッションで決めて優勝
(動画を撮っておけば良かったと後悔……)。
ガッツポーズ直後にもみくちゃに。
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もっちー、痩せた?
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最後は、TFF - Growth fieldと応援団の
記念写真でお別れです。
「笑ってー」なんて声を掛ける必要がありません。
だって、ラスベガスにこのチームで行けるから。
お楽しみはこれからです。
おめでとうございます!!
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今年で10年目の『KTC』。
BDは初めて見たのですが、
そこには、日頃見慣れている
実力主義の個人競技としての
ビリヤードシーンとは一味も二味も違う、
よりビギナーフレンドリーで親しみやすい
チームビリヤードの世界が広がっていました。
アメリカでは、
JPAの本家本元であるAPAを始めとして
大小様々なリーグ戦が広く根付いていて、
個人戦を好む競技志向派や
ホームビリヤードを嗜むレジャー層と
完全に住み分けるのではなく、
上手く混ざり合い、共存共栄しています。
その多様性がアメリカのビリヤード文化を
芳醇なものに育ててきたとも言えるでしょう。
そんなAPAの手法が日本に持ち込まれて
丸10年が経ちました。
絶妙なバランスとしか言いようのない
スキルレベル制と試合形式の妙は、
“誰もがスターになれるチームビリヤード”を
日本でもすっかりお馴染みのものにしています。
それは取りも直さず、ビギナー層の拡大と
ビリヤード場の安定的な運営にも
寄与していることになります。
まだJPAのない地域もありますが、
これからますますエリアは拡大していくことでしょう。
……ちょっと堅苦しくなってしまいましたが、
興味のある方はJPAまでお問い合わせを。
info@poolplayers.jp
参加してみたいという人は、一人でもOK。
JPAが近隣のチームを紹介してくれます。
毎週のように日本のどこかでJPAは行われていて、
どのチームも常に、
特にビギナー~中級者を求めています。
次のラスベガス行きのゲームボールを決めるのは
あなたかもしれません。