ロンドン『ヨークホール』で行われていた
9ボールダブルス国別対抗戦、
『World Cup Of Pool』
(ワールドカップオブプール)。
先ほど全日程が終わりました。
優勝したのはオーストリア
(A・オーシャン & M・ヒー)。
決勝戦でアメリカ
(S・V・ボーニング & S・ウッドワード)
を10-6で破って、
ワールドカップ初制覇です。
優勝:オーストリア(A・オーシャン & M・ヒー)
2位:アメリカ(S・V・ボーニング & S・ウッドワード)
3位:台湾(柯乗逸 & 張玉龍)
中国(呉珈慶 & 党金虎)
5位タイ:日本(土方隼斗&大井直幸)
↑ 「◎」はマスワリでのポイントを、
「◯」はそれ以外を表します。
ファイナルは中盤までほぼ互角でしたが、
第12ゲームの
ボーニングの3番クッションファウルから、
オーストリアが取り切り+マスワリ4連発で、
一気にゴールに駆け込みました。
記憶にある限り、
オーストリアは毎年この2人のコンビで
出続けていました。
これまでの最高は2014年の3位。
その後、オーシャンが
世界チャンピオンになるなど(2016年)、
チーム力をさらに高めて掴んだタイトルです。
一方、アメリカは、
2008年にR・モリスと組んで
優勝を経験しているボーニングと、
ボーニングを敬愛する若手、
ウッドワードの新コンビで
息の合ったプレーを見せてきましたが、
ファイナルは2人ともミスが出てしまい、
流れを手放してしまった印象。
アメリカに2度目のタイトルをもたらすことは
できませんでした。
…………
今年はブレイクフォーマットが
「1オンフットラック」だったおかげか
(※昨年は9オンフット)、
ブレイクイン率が高く、
マスワリも多く見られ、
2つの準決勝
(その1:台湾 4-9 アメリカ、
その2:中国 1-9 オーストリア)に
象徴されるように、
一方的な展開になったり、
大差が付く試合が
昨年以上に多く見られたように思います。
プロ9ボールらしいと言えばらしい、
スピーディーでスリリングな大会でしたが、
欲を言えば競り合いをもう少し見たかった気も。
さて次回はどうなるでしょうか。
…………