今年で創立10年目。
関東を中心に多くの受講者がいる
『有田ビリヤードスクール』（以下、「ABS」）。
特にビギナーレッスンの実績が豊富で、
延べ受講者数は全国トップクラス。
中央大学法学部卒業の
JPBAトーナメントプロであり、
「昭和顔の校長」としても知られる
有田秀彰プロが代表を務めています。
…………
そのABSが、先月（5月）から、
『通信講座』（サテライトスクール）を始めました。
これは全国的に極めて珍しい……というか、
「初」の試みではないでしょうか。
そして、先に書きますが、
“今月末（6月末）までのお申込みで半額キャンペーン実施中！”
……です。（ →こちら ）
でも、
「ビリヤードの通信教育ってどういうこと!?」
「ちゃんと学べるの!?」
と思った方もいると思います。BDもそうでした。
その辺りを有田プロにリサーチしてみたところ、
「なるほど」と思うところが多々ありましたので、
皆さんにご紹介します。
…………
まずは「なぜ今、通信講座なのか」という部分。
有田プロを始めとするABS講師陣は、
日本各地での出張レッスンの実績がありますが、
その都度、プロによる定期的・長期的なレッスンが
地方で求められていることを感じてきました。
また、正しい情報や上達メソッドが
行き渡っていないと感じることもあったそうです。
ですが、ABSは関東を拠点にしているので、
地方に足繁く通うことは出来ません。
「そういった熱心な地方のプレイヤーのために
通信講座を」というのがまず一つ。
もう一つは、業界外への浸透をも考えての理由です。
昨今、年若い層を中心として、
ビリヤード場ではなく、
複合アミューズメント施設などで
ビリヤードを独習する人が増えています。
そんな現状を見て、ABSでは、
「そういった人達が、気軽に、知りたいことを
スマホ一つで教わることができる」ような
新しいレッスンの枠組みを作りたいと考えていました。
ビリヤード専門店（ビリヤード場）に行き、
お店の人やレッスンプロに対面して教わるのは
心理的ハードルが高いと感じている人も、
通信講座であれば受けやすいのではないか。
主にこの2つが、通信講座開講のきっかけです。
…………
次に、
「具体的にはどうやってやるの？」というところ。
簡潔に流れを記すと……
生徒：
課題としている技術を動画で撮って
オンラインストレージにアップ（動画の共有）
↓
ABS講師：
オンラインストレージにある動画を
チェックして、メールで指導（添削）。
お手本動画をオンラインストレージに
置いてくれることも
↓
生徒：
添削メールやお手本動画を見て復習
……となっています。
つまり、ビデオチャットやTV電話などを
用いて行うような、
双方向のライブ講座でありません。
例えば、
「ブレイクショットが上手くできないんだけど、
何が悪いか教えてもらいたい」という時には、
生徒は、好きな時に好きなお店に行き、
そこでブレイクをしているところを
スマホで自撮り、
あるいは誰かに撮ってもらって（10分以内）、
その動画をオンラインストレージにアップロード。
それをABS講師が見て、
問題点の指摘やその改善方法の提案を
最大2000文字のメールで行います
（お手本動画が付いてくる場合も）。
このやり取りの「2往復」までが「1単位」で、
1単位から受講可能です。
担当講師はランダムに決まりますが、
有田校長が全てのやり取りをチェックするので、
一貫したABSクオリティが保たれています。
オンラインストレージ
（インターネット上のサーバー）に
馴染みがない人もいるかもしれませんが、
オンラインストレージを使うと
メールには添付できないような
大きなデータサイズの動画も、
生徒←→講師間で簡単に共有できますし、
仮にスマホ本体から動画を削除してしまったり、
どこに保存したかわからなくなっても、
オンラインストレージにはデータは残ります。
オンラインストレージは複数の人の間で、
動画や画像など様々なファイルを
「共有」するのに便利なので、
ビジネスの世界で一般的になりましたね。
ABSの通信講座で使用するオンラインストレージは
『Dropbox』（ドロップボックス）限定。
Dropboxはサービス名で、
数あるオンラインストレージの中でも
最も代表的なサービスの一つ。
iPhone（iOS）やスマホ（Android）や
パソコンでアプリをダウンロードし、
アカウントを作る必要はありますが（無料版でOK）、
難しくはありません。
（余談ですが、BDは何年も前から
日常的にDropboxのお世話になっています。
ヘンなアプリ、ヘンなサービスでないことは言えます）
その他、通信講座の申し込み方法や
受講の具体的なハウツーは、
公式サイトをご覧ください。
…………
ABSで通信講座を企画してから
実際に立ち上げるまで、
1年以上がかかったと言いますが、
やはり主に、
この受講の仕組みづくりに日数を要したとのこと。
「デジタルデバイスや
オンラインストレージを使いますし、
果たして顔の見えない状況で、
レッスン……つまり、
動画データ・メールのやり取りが
スムーズにできるだろうか、と。
それが懸案事項だったのですが、
色々なやり方を検討し、
モニターの方にも入ってもらって、
慎重にテストを重ねてこの形にしました。
すでに通信講座は先月からスタートしていますが、
生徒さんには問題なく受講いただいています」
（有田）
メールでの添削が主になるということは、
言葉による論理的な説明がカギになりますが、
「それは自信のあるところです」と
有田校長は語ります。
「10年近くレッスンをやってきており、
ABSにはノウハウが蓄積されています。
ABS講師陣は皆、生徒さんが抱えている課題や、
なぜ上手くできないのかという部分は
動画を見ればすぐにわかりますし、
順序だった論理的な説明や、
効果的な改善方法のご提案にも自信があります。
通信講座でも、通常のレッスンと
ほぼ同じクオリティのレッスンを
お届けできると思います」
（有田）
…………
「いつでもどこでも、どんな内容でも」。
受講者の自由度の高さが最大の特徴の、
有田ビリヤードスクールの通信講座。
レッスンというものがもっと身近になる、
ビリヤードの新しい学びの形です。
…………
