撞点は右上で、叩き付けるように撞いています。
第1クッションに入るまでの
押しのカーブの出具合がなかなかすごいですね。
エイブラムが語っていることを意訳してみます。
エイブラム談:
「”2mmドローショット”は反響が大きくて、
『あれってフォローショット(押し球)でもできるの?』と
よく聞かれたんだ。
答えは『イエス』。早速それをお見せしよう。
これはアーティスティックビリヤードの
公式種目としても採用されているレイアウトだ。
手球と1番ボールの間は、
文字通り2mmしか空いていない。
この配置で押し球を撞き、
1番ボールを奥のコーナーに入れる。
手球はほぼ真横に動いた後、
8番ボールの手前側を巻くようにカーブして、
3クッションまたは4クッションして
この穴前のボールに当たる。
撞点は右上。
コツはグリップをかなりゆるくして、
オープンブリッジで撞くこと。
そうすることでキュー先を逃しやすくして、
2度撞き(ファウル)を避けているんだ」
エイブラムは、他の普通のショットを
解説する時と同じような感じで
こともなげに語ってますが、
これはもちろん、そんなに簡単ではありません。
ちょっぴりドヤ顔になっているエイブラム。
かっこいいぜ……。
…………
BDでは以前、渡辺元プロ(JPBF)に
「切り押し」を撞いてもらい、
そのキュー先をスローで撮っています。
→こちらから。
今回の2mmフォローと、
やっていることや基本的な考え方
(キュー先を逃がすイメージ)はほとんど同じ。
そちらもあわせて見てみてください。