先週末、千葉『プールカイザー』で開催された
JPBA東日本男子プロツアー、
『グランプリイースト第5戦』(GPE-5)。
優勝した赤狩山幸男プロの、
表彰式直後の談話をお届けします。
…………
Yukio Akagariyama
2011年ナインボール世界チャンピオン
ニックネームは「カーリー」
1975年3月13日生まれ
大阪府出身・東京都在住
JPBA32期生
2002年『中国オープン』優勝
2006年&2010年『全日本選手権』3位
2006年『ドーハアジア大会』日本代表
2007年『インドアゲームズ』日本代表
2009年&2012年『チャイナオープン』3位
2011年『テンボール世界選手権』3位
2011年『ナインボール世界選手権』優勝
2012年『世界チーム戦』準優勝
2016年『全日本14-1選手権』優勝
2017年『グランプリイースト第5戦』優勝
他、東西の男子プロツアーでは優勝・入賞多数
グランプリイーストでは通算3勝
BAGUS所属
…………
――大会を終えての感想を。
「まあまあ……まあまあ撞けたかなという
感じだったでしょうか。
やっぱり勝敗を分けるのはブレイクですよね。
ブレイクが当たってないと、
大会で勝ち続けて行くのは厳しい。
今回はブレイクがそこそこ当たっていたので、
戦えたというところだと思います」
――1回戦(ベスト16。vs 照屋勝司。8-6)は
苦戦していました。
「朝イチだったということもありますし、
テーブルコンディションが難しくて
まだよく掴めてなかったというのもありますし、
苦しい戦いになってましたね。
といっても、それはそれで
僕が合わせていくしかないことですし、
諦めずに、チャンスが来たら取って行くだけ。
なんとかそれができたのかなという感じです」
――2日間を振り返っても、あのベスト16が
一つの勝負どころだったのでしょうか?
「はい。昨日の予選は、あまり相手に
点を取られずに通過できていたんで、
余計にベスト16は厳しい展開に
感じられたんだと思います。
やっぱり一番の山はあの試合でしたね」
――打って変わって、ベスト8(vs 虻川修)は
ブレイクも決まってスピード決着(8-1)。
「そうですね。ベスト8と
準決勝(vs 浦岡隆志)はブレイクも当たり、
内容的にも悪くなかったと思います。
ポケットが大きいので(ノーマルサイズ)、
先球が抜ける(シュートミスをする)
イメージはなかったんですけど、
手球のコントロールは完全には出来てなかった。
だから、『悪くなかった』ぐらいですかね」
――決勝戦は?(vs 高野智央)
「僕は今回、4台ある試合テーブルを
全て撞いたんですが、
その中でも決勝戦のテーブルは、
ボールがよく跳ねるクッションで、
手球コントロールは難しかった。
決勝戦だけの内容を見ると、
すごく良かったとは言えなくて、
やっぱり『まあまあ』というところかな」
――ゲームボール入れた瞬間、
喜びや達成感などは?
「いやぁ、それはあんまり……
僕はそういうのはやってないですから(笑)」
――ベスト8からは、意識的にそうしていたのか、
早めのリズムでプレーしていましたね。
「昨日も今日も結構ボールは入ってましたし、
単純にイメージは良かったんで、
それで自然とそうなってきてたんでしょう。
そこそこのスピードで撞けていたとは思います」
――優勝は昨年の『全日本14-1』以来、
1年3ヶ月ぶりとなります。
「なるほど。久しぶりですね。
もっと勝たないとダメですね。
今年に限った話ではないですが、
ここから年末に向けてもっとしっかり身体を作って、
残りの試合でいつでも良いプレーが出せるように
コンディションを整えていきたいと思います。
日頃から応援してくださっている方々に
今日良い報告ができたことは良かったですが、
今後もまた勝てるように精進して参りますので、
皆様、引き続き応援よろしくお願いします」
(了)