2年に一度の開催。
東南アジアの10ヶ国ほどが出場する
国際総合スポーツ競技大会
(地区版オリンピック)。
それが、「東南アジア競技大会」
通称、シーゲームス(SEA Games)です。
2017年大会はマレーシアの首都、
クアラルンプルで開催。
ビリヤードは、
スヌーカー、イングリッシュビリヤード、
そしてプールの3部門が行われました。
9ボールシングルでは、
C・ビアド(フィリピン)がファイナルで
D・ホワン(ベトナム)を9-5のスコアで破り、
自身初の金メダル(過去にダブルスも含めて銀と銅あり)。
優勝の瞬間は下記動画の1時間31分頃からどうぞ。↓
ビアドは先日の
総合競技大会2連続ゴールドメダリストに。
名実ともに現フィリピンNo.1選手と言って
良いでしょう。
男子9ボール:
金:C・ビアド(フィリピン)
銀:D・ホワン(ベトナム)
銅:N・トゥアン(ベトナム)、J・チュア(フィリピン)
…………
本大会で、
女子のビリヤード競技は9ボールだけ。
今年もファイナルは、
C・センテノ vs R・アミットという
フィリピン対決となり、
7-6で今回もセンテノが勝利。
2大会連続の金メダリストになっています。
女子9ボール:
金:C・センテノ(フィリピン)
銀:R・アミット(フィリピン)
銅:Klaudia Djajalie(マレーシア)、Suhana Dewi Sabtu(マレーシア)
ファイナルで敗れたアミットは
これで4大会連続の銀メダルですが、
その前には金メダル獲得経験あり。
さらには、女子8ボールや女子10ボールが
採用された時の金メダリストでもあります。
…………
プールではもう1種目、
男子9ボールダブルスも行われ、
シンガポールの
A・ヤップ & T・リャンハンペアが、
ファイナルでミャンマーペアを破って初金メダル。
優勝候補筆頭のフィリピンペア
(D・オルコロ & W・キアムコペア)は
シンガポールペアに準決勝で敗れて
銅メダルでした(インドネシアも銅)。
…………
他、スヌーカーやイングリッシュビリヤードの
メダリストはこちらからどうぞ。
プール(ポケットビリヤード)寄りの
トピックスと言えば、
フィリピンの
「神様」「マジシャン」E・レイズが、
イングリッシュビリヤードの代表として出場。
1回戦(ベスト16)は勝ちましたが、
続くベスト8で、
金メダルのP・ギルクライスト(シンガポール)に
敗れています。
また、プールの『全日本選手権』にも
たびたび出場していたことのある
シンガポールの、
C・ケンクワンとT・チュンキャット(画像)が
スヌーカーダブルスで、
強豪国タイのペアをファイナルで破って、
金メダルを獲得したことも、
注目に値する出来事でしょう。