プール(ポケットビリヤード)の本場では、
次々にトレーニンググッズが生まれています。
その多くが、
気鋭の個人インストラクターや個人工房が
プロデュースしているもので、
マスプロダクトメーカーが考え付かないような
独創的なアイテムが多いのが特徴。
今回ご紹介するのは、
数々のインストラクションDVDや
トレーニンググッズを手掛けている
「The Drill Instructor」
(ドリルインストラクター)氏の
監修するアイテムです。
こちらがドリルインストラクター氏。
この顔、この風体に見覚えがある方も
いるかもしれません。↓
『ビリヤードブートキャンプ』などの
レッスン映像シリーズを作った人でもあります。
アメリカのビリヤードイベントやエキスポなどで、
クリニックも行っています。
国内ではビリヤード用品取り扱い大手の
NEW ARTで、ドリルインストラクター氏の
アイテムを購入することができます。
今回は2つご紹介しましょう。
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■ Pro English Trainer
(プロイングリッシュトレーナー)
まず一つ目は、
「Pro English Trainer」
(プロイングリッシュトレーナー)というもの。
これは手球の撞点を可視化するアイテムです。
クリア樹脂の内側に
ちょうど手球が収まるようになっていて、
上下左右の撞点をタテ・ヨコの数字で
言い表すことができます。
「ど真ん中」であれば「タテ0:ヨコ0」ですね。
この要領で、
「押し1タップ+右ヒネリ2タップ」などと、
上下左右のスピン(イングリッシュ)の量を
撞き分けるのに役立つアイテムです。
これを使った最も基本のトレーニングは、
以下の動画にもあるように、
「真っ直ぐクッションに向かって
ど真ん中の撞点を撞き、
戻ってきた手球がプロイングリッシュトレーナーを
通り抜けるようにする」というもの。
なかなか厳しい課題です。
他にも、付属のミニブックにドリル例が
載っています。
ドリルインストラクター氏は、
プロイングリッシュトレーナーを使うことで、
「1 手球の完全な中心を捉え、
2 ヒネリの量を正確に撞き分けられ、
3 手球のトビを知り、
4 キューの跳ね上げが避けられ(身体を残すクセがつき)、
5 フォロースルーが良くなる」
と力説します。
独習アイテムとしてはもちろん、
他の人にビリヤード、特に撞点を教える時にも
役立ちそうなアイテムですし、
いろいろな使い方が考えられそうですね。
※商品ページはこちら
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■ B.R.A.C.(The Bank Rail Angle Calculator)
(ブラック バンクレイルアングルカルキュレーター)
もう一つのアイテムも、
ドリルインストラクター氏が考案したもので、
B.R.A.C.(The Bank Rail Angle Calculator)
と名付けられたアイテムです。
直訳すると「クッション角度計算器」。
一見するとクリア樹脂プレートに
タテ・ヨコ・ナナメの線が
描かれているだけのものですが、
このようにルーペのように持ち、
実際の配置にラインを重ね合わせて、↓
空クッションやバンクショットの
第1クッションの入れどころと
イマジナリーラインを割り出す、
といった使い方をするようです。
英語力や、クッションエイミングに
自信がある方は、この動画を見れば、
概略が掴めるのではないでしょうか。↓
「パラレルライン」と「ミラー」という
単語がたびたび出てくるのですが……
BDはイマイチ自信が持てません。
動画の一番初めに出てくる実例が
2クッションの空クッションだったということは、
それが一番説明に適しているのでしょう。
ショット例のように、
コーナーポケットの右岸から左岸へまたぐように
手球を2クッションさせるケースで、
そのコーナーポケットに向けて、
真ん中のタテ線を置くことで、
第1クッションに入っていく手球ラインと、
クッション目標、そして、
第2クッションから出てくるラインが
視覚的にイメージできるということでしょうか。
映像の後半を見ると、
キャロムショットの基本の2つのラインを
見定めるのにも有効と語っています。
(※第1的球から30度方向に分離するライン
=ダラッと転がすキャロムショットと、
90度方向に分離するライン
=ストップショットキャロム)
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この他にもNEW ARTでは
様々なトレーニンググッズを扱っていますので、
こちらをチェック!
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