9/24(日)に東京『ロサ』で行われた
『グランプリイースト第6戦』(GPE-6)。
優勝した羅立文(ロー・リーウェン)の
談話をお届けします。
羅プロは、10/7~10/8の
『北陸オープン』に出た後に、
アメリカに約1ヶ月滞在し、
『USオープン』など4試合に参戦予定です。
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Lo Li-wen
1978年7月10日生
台湾出身・神奈川県在住
JPBA43期生
JPBA年間ランキング1位・1回('10年)
『全日本14-1選手権』優勝4回
『北海道オープン』優勝3回
『関東オープン』優勝2回
『グランプリイースト』(GPE)では通算10勝
2010年『USオープン10ボール』準優勝
2015年~2017年『アジア選手権』3連覇
2016年『ワールド14-1』3位
他、優勝・入賞多数
レッスンスタジオ『POOL LABO』代表
Supported by UK Corporation
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――優勝の感想からお願いします。
「GPEで10勝目を飾ることができて嬉しいです。
2年前からずっと、
『GPEで10勝したい』と願っていました。
でも、準優勝や3位は何度もありましたけど、
なかなか優勝できなかったので、
今回やっと勝ててホッとしました」
――自分のプレー内容を振り返ると?
「全体的に良い感じで撞けていましたが、
ブレイクの出来は波が激しかったです。
特に決勝戦はブレイクがダメで
苦しい展開になりました。
でも、苦しい中でも、
最後まで諦めずよく頑張って撞けていたと思います」
――今季これで『アジア選手権』(3連覇)、
『全日本14-1』に続く3勝目です。
この優勝回数については?
「今年ももう秋ですから、
ちょっと少ないかなと思っています。
でも、『全日本ローテーション』と
『ハウステンボス九州オープン』で準優勝していますし、
全体的にはそんなに悪くないです。
いつもの僕らしいアベレージの高さは
出ていると思います」
――10月中旬から約1ヶ月間、
台湾トップ選手たちと一緒に
アメリカ東海岸遠征に行くとのこと。
4試合に出る予定ですね。
(『ゴッサムシティ9ボール』
『アメリカ14-1選手権』
『USオープン9ボール』
『WPS最終戦(8ボール)』)
今このタイミングで行こうと思った理由とは?
「僕も今年、40歳になりました
(台湾では数え年で年齢を言う。39歳)。
E・レイズのように50歳になっても
60歳になっても活躍できる選手になるために、
プレーの幅を広げたいというのが大きな理由です。
自分のプレースタイルは
昔から丁寧で細かくて、それが強みでもありますけど、
神経質になりすぎる時もある。
僕の場合はもうちょっとリラックスして
自信を持ってプレーした方が、
より良いパフォーマンスを発揮できると思います。
そのためには海外トーナメントをたくさん経験して、
様々な刺激を受けて、もっと自分の幅を
広げる必要があると思いました。
特に精神的な部分を学びたいという気持ちが強いです。
『絶対に勝つ!』というよりは、
『自分を変えて、磨く』ということ。
短く言うと、それが今回のアメリカ遠征の目的です」
――柯兄弟(柯乗逸・柯乗中)や張玉龍、
許凱綸という台湾トップ選手達と一緒に
行動するようですね。
「そうです。
あと実はもう1チーム、台湾から来ます。
そちらは張榮麟、鄭喻軒、呉坤霖というメンバーがいて、
車とか宿は違うけど出る試合は僕らと同じ。
さらに呉珈慶や楊清順も中国のチームで動いてます。
トッププロ達と交流しながら、
ほぼ1ヶ月アメリカに滞在して試合に出る。
こんな絶好のチャンスを逃す手はないと思いました。
間違いなくたくさんの経験と刺激があるはず。
今回の遠征で僕は良い方向に変わっていけると
信じているので、非常に楽しみにしています。
それと、英語も学びたいですね(笑)。
向こうで僕らをサポートしてくれる通訳の人にも
『少しでも覚えて行ってください。役に立つから』
と言われています。
1ヶ月間、勉強することがいっぱいだと思いますが、
もっと良いプレイヤーになれるよう頑張ります。
日本からも応援してもらえると嬉しいです」
(了)