9/24(日)に
大阪『マグスミノエ』で行われた
『グランプリウェスト第5戦』(GPW-5)。
優勝した北谷好宏プロに、
大会2日後に取材をしました。
以下で談話をお届けします。
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Yoshihiro Kitatani
1975年12月19日生
JPBA34期生・福岡県在住
2003年東海グランプリ優勝
2013年北陸オープン優勝、
2015年GPW-1優勝、
2016年GPW-4優勝
2017年GPW-5優勝
他、入賞多数
『淡路』(福岡)所属
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――優勝の感想は?
「とても嬉しいです。
初優勝の時より嬉しかったかもしれないね。
『なんか、めっちゃ嬉しい』と思った(笑)」
――なぜそこまで嬉しかったのでしょうか?
「なんだろうね。
今年は自分の中で結構良い手応えはあるんだけど、
実際は良くないっていうのが続いていて。
勝てない時期も続いてたし、
同じ人に負け続けてたというのもあるし、
苦しいなぁと思っとったからね。
3位とか準優勝はするんだけど、
優勝はできなくて、
本当に難しいなと思ってたところだった」
ベスト16で、竹中プロに敗れました。
「竹中さんには
『ハウステンボス九州オープン』(6月)に
続けて負けてしまったね。
今回は展開的には五分五分な感じで進んでたけど、
最後にひゅっと行かれてしまった。
『相性悪い人に全然勝てへん』みたいな(笑)」
――優勝したGPW-5の方は?
「準決勝でスギ(杉原匡プロ)と当たって。
スギにも今年すでに2回負けてたから、
ちょっと意識はしてたんです。
でも、今回はスギが2回ぐらい
(ミスを)やってくれて、パッと差が開いたんで
そのまま行けましたね」
――決勝戦は前半は飯間智也プロのペースでした。
「そうでしたね。
僕が序盤にぽんぽんとミスをやってしまって。
でもまあ、交互ブレイクだったから、
全く回って来ないということはないので、
そんなに焦ることもなく。
前半やってしまったミスを、
反省材料として後半に活かせた感じですね。
チェック事項が明確になったというか。
それで後半は、気持ちも引き締まって
良い感じで撞けてたと思います」
――丸一日の勝因を挙げるなら?
「最後までちゃんと諦めずに、自分とこう……
なんやろ、会話しながら撞けたっていうか。
小声で『大丈夫?』とか
自分に喋りながら出来てたかな。
あと、当日のことじゃないけど、
人から受けた良い影響とか刺激もあります。
まずはやっぱりダイサク
(以前から親交のある西嶋大策プロ)かな。
大きい病気しても復活して頑張ってるでしょ。
アイツがあの身体でやってるんだから、
俺ももっと頑張らないけんなーというのは
ずっと思ってることですね。
それと、今回は土曜日に会場で、
なおちゃん(大井直幸プロ)と話をしてる時に、
ヒントというか、なるほどねと思える言葉が出てきて、
それも活かしながらやっていた感じはあります。
それでもやっぱり勝つのは難しいよ。
今年はそんなに自分の中では悪くはないし、
技術も少し上がった感触もあったけど、
やっぱり勝つのは難しい。
『いいな、今』と思ってる時になおちゃんに
叩かれたり(笑)」
――今年のジャパンオープン準決勝ですね。
「そう。それもそうだし、
全日本ローテのベスト8でも負けてます。
というか、なんせ1勝13敗やからね(苦笑)。
もう大井さまさまですよ、ホント(笑)」
――今年も残すところあと3大会となりました。
「やっぱり『全日本選手権』(11月)は
頑張りたいですね。
僕は今までベスト8が最高で、
3回あるのかな(2004年、2013年、2014年)。
そこを越えて行きたいというのがあります。
今はなかなか海外の試合には行けてないので、
選手権は日本で世界戦ができる格好の舞台。
毎年思っていることですけど、
しっかり準備して頑張りたいなと思っています」
(了)
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