KAMUI TIP(カムイタップ)や
KAMUI CHALK(カムイチョーク)などで知られる
その本拠地は広島にあります
(※会社名は『株式会社ENVISION』)。
タップやチョークの製造現場で働いているのは
どんな人達で、どんな仕事をしているのか。
ビリヤードはプレーするのか。
そんな現場スタッフの皆さんの素顔を知りたくて、
KAMUI BRANDの協力のもと、
「スタッフインタビュー企画」を連載しています。
2回目となる今回は、
JPBAプロプレイヤーとしても活躍していた
別府賢治(べっぷ・けんじ)さんに
ご登場頂きました。
ちなみに、
下の写真で別府さんが手に持っているのは、
10月17日発売の
『Dr.Zシャフトクリーナー』。
KAMUI BRANDは
「乳がんに対する正確な理解を伝えることで、
健康で豊かな人生を送る人が増える」と考え
ピンクリボンキャンペーンを始めます。
このDr.Zシャフトクリーナーと、
KAMUIグローブの限定色「ピンク」を
10/17より販売し、その収益の全てを、
乳がんの研究で実績をあげている
アメリカのBCRFに寄付するとのこと。
※詳しくはKAMUI BRAND公式サイトと
FBページをご覧ください。
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名前:別府賢治
年齢:41歳
社歴:3年(その前にパート歴7年)
主な仕事内容:製造部。製造に関わる全般
前職:ビリヤード場勤務(『球友クラブ観音』)、JPBA41期生(2015年に退会)
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■Q1 ENVISIONに入ったきっかけはなんですか?
「10年前、現社長である平岡(正人氏)がKAMUIを立ち上げたのをきっかけに、平岡から声をかけて頂き、アルバイトとしてお手伝いをしていました(約7年)。のらりくらりとビリヤード場運営とプロプレイヤーを兼任していて、経営も底辺をさまよっていた(潜っていたかも)時に、平岡から『社員として一緒にやってみないですか?』と誘われたのがきっかけで入社しました」
■Q2 担当しておられる主な仕事内容をより詳しく教えてください。
「製造部スタッフとして、タップはもちろん、チョーク、アクセサリーなど製造全般に携わっています。また、『感応テスト』と言って、実際にタップを取り付けて試打をし、数字へ落とし込み、合格したタップのみ次の工程に流れる評価を担当しています。高い意識を持って製造に携わっている他のスタッフ達の支えになるように、日々奮闘しています」
■Q3 タップ作りの面白さややり甲斐を感じるところとは?
「世界一のタップを作っているという自信がありますので、日々の仕事にやり甲斐を感じているのはもちろんですが、タップとしてまだまだ良いものが作れると思っています。ユーザーに感動してもらえるようなタップを作ることに面白さややり甲斐を感じています」
■Q4 反対にタップ作りの難しさや苦労を感じるところとは?
「品質を安定させる為に、各工程ごとに細かな数字が決まっているのですが、規定に当てはまらない場合は初めからやり直しになってしまうため、そうならないように徹底した工程管理をすることです」
■Q5 現在ビリヤードはプレーしていますか? また、プレー経験はタップ作りに役立っていると思いますか? そして、自分や他の人が使っているキューのタップは気になりますか?
「現在は月に1~2回、1~2時間程度プレーしています。プレー経験がないと現在任されている感応テストができないため、役立っているというか必須です。プレイヤーとしての私自身は『KAMUI BLACK』の全種類を使っています。会場のコンディションによって、異なる硬度のタップが付いたシャフトを使い分けています。会場内が湿気を帯びている場合はブラックのH、逆に乾燥していて特設会場のような新しいラシャの場合はブラックのSSを使っています。
試合会場などに足を運ぶと、絶対に他のプレイヤーのタップは気になります。音を聞き、球離れの様子を見れば、どのようなタップを使っているのかだいたいわかります。周囲の人達のタップの硬さや音は必ずこっそり遠目でチェックします(笑)。時には声を掛けさせていただくこともあり、積極的にプレイヤーの問題解決を心掛けて、少しでも力になれればと思っております」
■Q6 別府さんから見たKAMU TIPの特徴やセールスポイントとは?
「安定した品質、性能です。細部までこだわって製作しているため、タップもチョークも自信を持っておすすめ出来ます」
■Q7 別府さんから見たKAMUI BRANDというブランド、またはENVISIONという会社の特徴や魅力とは?
「私達が作るタップは『何万個』という単位なのですが、手に取って、触れて、プレーする方々にとっては『1/1』。このお客様が手に取る『1/1』を、スタッフ全員が大切に思っているところです。感動を大切にするという事が、全スタッフの共通認識となっている点は誇らしく思います」
■Q8 最後に、別府さんが今後やってみたいと思う仕事や、こうなっていきたいという仕事人像など、目標やビジョンがありましたら教えて下さい。
「もっと外に出て、プレイヤー目線や肌で感じる事を大切にしていきたいと思っています。問題やアイディアを持ち帰り、それを製作工程に落とし込んで、皆さんの期待を大きく上回り、もっと感動していただけるような商品を手掛けていきたいです」
(了)
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別府さん、ありがとうございました!!
次回は別のスタッフさんにご登場いただく予定です。
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■ 初回:金田尚典さん(工場長)編
■ 第2回:別府賢治さん編
■ 第3回:上田さん&白根さん編
■ 第4回:齋藤友美さん編
■ 第5回:平良碧さん編
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