バージニア州リッチモンドの
『ダイヤモンドビリヤード』で行われていた
『アメリカン14-1』。
並み居る強豪を破って、
無敗でタイトルを獲得したのは、ポーランドの若手、
コンラッド・ジャスチセンでした。
(※画像はAlison Chang氏からいただいた
別大会でのものです)
ジャスチセンは予選ラウンド(6人のリーグ戦)を
5勝0敗で突破(N・フェイエンや羅立文を含む)。
ベスト16から、
J・シュミット、B・シャフ、W・キアムコに勝ち、
最後はD・オルコロを150-87で破りました。
優勝:K・ジャスチセン(ポーランド)
2位:D・オルコロ(フィリピン)
3位:W・キアムコ(フィリピン)
T・ホーマン(ドイツ)
なお、JPBAの羅立文は、
グループラウンドで3敗を喫し、
決勝シングルトーナメントに進めませんでした。
また、2週間前に『ワールド14-1』を制した
L・V・コルテッザはベスト8で
キアムコに敗れて5位タイでした。
…………
近年、優れた若手選手を輩出している
ポーランドからまた一人、
覚えるべき選手が登場しました。
ジャスチセンにとってこれが
初のアメリカタイトルという訳ではなく、
昨年『ゴッサムシティ9ボール』で優勝しています。
(※AZ Billiards記事参照)
それにしても、
昨年から今年にかけてのこの1年は
「新星の当たり年」ではないでしょうか。
B・ソープ(アメリカ)
E・カチ(アルバニア)
J・フィラー(ドイツ)など、
各国から強力なヤングプレイヤー(20歳前後)が現れ、
表舞台で大活躍を見せています。
今、我々は世界的な世代交代の大波を
目撃しているのかもしれません。
…………
そして、
アメリカン14-1が終わった翌日(22日)から
メジャーイベント『USオープン9ボール』が開幕。
バージニア州ノーフォークの
『シェラトンホテル』で行われている本大会、
今年は139名が参加。
JPBAからは、
大井直幸
羅立文
赤狩山幸男
高野智央
稲川雄一が参戦。
既に羅プロと赤狩山プロは1回試合を行い、
ともに勝っているとのこと。
On the hill !さんにJPBA勢の
試合スケジュールや経過がまとめられています。
他、以下は全て英語サイトですが、
※トーナメント表はこちら
※ライブスコアはこちら
※有料ネットライブもあります。こちら。
…………
そしてビッグニュース。
USオープン優勝5回、
ディフェンディングチャンピオンの
S・V・ボーニング(画像)が緒戦で
N・バンデンバーグ(オランダ)に7-11で敗退。
早くも敗者ゾーンに回ったとの情報が入りました。
42回の歴史で、
単独最高記録となる「優勝6回」が期待されている
現役最強アメリカン・ヒーロー、ボーニング。
ここから巻き返せるでしょうか。
USオープンの話題は
引き続きお届けする予定です。