10/22(日)の
『グランプリイースト第7戦』(GPE-7)で
優勝した、栗林達プロの談話をお届けします。
次の試合(公式戦)は、
『全日本選手権』(11月中旬)ですが、
その前に、今週末のイベント
『PREMIER SEVEN』(池袋『ロサ』開催)に、
夫婦揃って参加します。
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Toru Kuribayashi
JPBA39期生
1982年6月26日生
福井県出身・東京都在住
2004年アマ『球聖』『名人』
2010年『ワールドプールマスターズ』準優勝
2011年『関西オープン』優勝
2011年『関東オープン』優勝
2014年『兵庫オープン』優勝
2015年『ワールドカップオブプール』3位
2016年『ジャパンオープン』準優勝
2017年『東海グランプリ』優勝
他、優勝・上位入賞多数
GPWでは通算4勝
GPEでは通算13勝
所属・スポンサー:(株)TMY、(株)東和サプライ、(株)JUSTDOIT、VOGUE、be lucky SHOTAID、TIGER
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優勝まで残り6球!↓
――優勝の感想をお願いします。
「嬉しいです。
嬉しいですが、
自分が今目標としているところや
ビリヤードで意識していることのうち、
達成できたのは7割ぐらいでした。
対戦相手や点数は全く関係なく、
自分とどれだけ戦えてたかというところを
見ると7割です。
特にベスト8と準決勝の2試合は、
自分のイージーなミスが目立ちました。
でも、その2試合とも
最後はああいう展開になって、
ヒルヒルで勝たせてもらった。
やっぱり運勢もありました。
まだまだもっとシビアにやっていかないと
いけないですね。
ミスが多かったんで、そこは課題です」
――それが残り3割を埋めるもの?
「それもありますけど、
今日はタイムルールが気になってました。
(※GPEでは準決勝と決勝に
ショットクロックが入る。時間制限40秒)」
――時間に追われて焦ったということですか?
「いや、そうではなく、
残り時間が上手く把握できてなかったというか。
タイムキーパーに『10秒前』って
コールされるのに慣れてたというのがあります。
それが今回はなかったので。
(※GPE-6まではタイムキーパーが
「30秒」や「10秒前」とコールしていたが、
今回よりコールしなくなった)
特に準決勝はそれでちょっと
自分のペースが乱れました。
残り時間を気にして、上手くイメージが
絞れなかったという場面もありました。
なので決勝戦は時間配分を意識して、
ショットまでの間をコントロールしてました。
それで上手くまとまっていたかなとは思います。
そのタイムルールへの対応を除けば、
全体的にだいぶ落ち着いて
プレー出来てたんじゃないかと思います」
――たしかに試合中、
撞いている時も待っている時も、
だいぶ落ち着いていましたね。
ベスト8と準決勝のヒルヒルの場面でも。
「はい、ずーっと落ち着いてました。
今まではプレッシャー、球の内容、展開。
そういったものに一喜一憂して、
イライラしたり、
気持ちが乱れたりってこともありましたけど、
今は本当に何もないです。
常に『そういうもんだ』と思いながら
プレーしているので」
――話は変わりますが、
『韓国グリ国際9ボール』はいかがでしたか?
「結果はベスト32でしたけど、
僕自身は結構ちゃんと撞けてたんで、
特別どうこうというのはないです。
ビリヤードはミスしなかったら勝てる
という訳でもないですし。
今回は単純に、韓国の柳承佑に
すごく頑張られたなということですね。
もちろん自分は自分で、
もっと上のレベルを求めていかないと
いけないということはわかっていますし、
そこに着実に向かって行けているという
手応えは感じています。
前も言いましたが、新しい環境になり、
新しくバックアップしてくださる方もいて、
その人の意見も採り入れながら
プレーが出来ているので、
今また成長できているのかなと思います」
――今年、残すところは『全日本選手権』のみ。
「ここのところ選手権の成績は良くないですけど、
今回は結果はどうあれ、
まずは『落ち着いてプレーする』
というところが第一ですね。
落ち着いて、自分と向き合って、
自分の出来ることをやる。
それをどこまで貫けるかの戦いだと思います。
それが出来た上で展開が伴って来た時に
良い結果が生まれるんじゃないかと思います。
自分の調子は良い状態ですし、
今回のGPE優勝にも満足することはないので、
自分の実力を上げ続けていきたいと思います」
(了)