先週土日に東京で開催された
2度目の優勝を飾った船木耕司プロの
談話をお届けします。
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Koji Funaki
1971年4月7日生まれ。O型・牡羊座・宮城県在住
1994年度JPBF入会
2008年JPBFスリークッション年間ランキングMVP
2011年『東京オープン』優勝
2012年~2014年『東日本プロマスターズ・アカデミーZ戦』3連覇
2013年『第70回全日本スリークッション選手権』優勝
2013年&2017年『アダム杯全日本プロ3C選手権』優勝
他、優勝・入賞多数
所属は『ビリヤード フナキ』(宮城県)
最終節の梅田竜二戦↓
――アダム杯プロ3C選手権、
2度目の優勝おめでとうございます。
「いやぁ、嬉しいですね。
前回この大会で優勝してから
4年経ちましたし(2013年優勝)、
2014年に『東日本プロマスターズ・
アカデミーZ戦』で勝って以来、
優勝そのものが3年なかったので、
久しぶりだなと思いました。
(※船木プロはランキング対象の
『東北選手権』で勝っているが、
ここではそれは含めていない)」
――船木プロか界敦康プロか。
優勝争いは最終節までもつれました。
「僕はその一つ前のゲーム(vs 田中正行戦)が
ちょっと厳しい出来で、勝つには勝ちましたが、
イニングがかかってしまいました。
それで、最終の相手が
梅田(竜二)さんだったので、
優勝争いがどうというよりも、
もう自分のゲームに集中するしかなかったです。
最終節で僕も界くんも勝ったら、
(ともに7勝1敗となり、アベレージ差で)
界くんが優勝ということはわかってましたけど、
そうなったらそれはもう
しょうがないことだと思ってました。
だから、そんなにプレッシャーは
感じてなかったです」
――先に船木プロが勝って試合を終えて、
界プロ戦(vs 新井達雄)を見守りました。
「新井さんが結構リードしていたので、
『このまま行っちゃうのかな』とは思いました。
でも、界くんも勝てば初優勝だから、
簡単には終わらないだろうと。
自分が試合をしている時はそうでもなかったけど、
見る側になったらドキドキしてました(笑)。
結果ああなって
(界プロが敗れ、船木プロ優勝確定)、
優勝と2着じゃ大きく違いますから、
それはやっぱり嬉しかったです」
――2日間を通して自身のプレーに対する評価は?
「そうですね……あまり良くなかったかな。
負けたゲームは真野(正光)さんが
ナイスプレーでしたから、
それはもうしょうがないんですけど、
勝ったゲームの中に、
イニングがかかったゲームが2、3あったので」
――本大会にはどんな精神状態で入りましたか?
「今回は予選を2回撞いてから本番に来たので、
気持ちの面では結構良い入り方が出来たと思います。
『ジャパンカップ』(10月)の時は、
だいぶ試合間隔が空いていた状態で
半年ぶりに実戦に入ったような感じで、
試合感も緊張感もないような状態で
試合をしてたなと思います。
それに比べると、
今回は予選から撞いたことで、
ほど良い緊張感を持って本番に入れました」
――3年間優勝から遠ざかっていた
というのが意外でした。
「良い内容で良いプレーをしていても
優勝に結び付かないという3年でした。
なんとも表現しようのない気持ちでしたね(笑)」
――では、今回の勝因とは?
「9月に息子(船木翔太選手)の付き添いで
『3C世界ジュニア』(スペイン開催)を
見に行ったことが大きかったと思います
(※スペインのC・アンギータが優勝。
船木翔太選手は16名中10位)。
自分の息子も含めて、
世界のジュニア選手達が一生懸命にプレーしていた。
それを見ていて
初心を思い出すようなところがありました。
『やっぱり一生懸命やらないとダメだな』って。
それは今大会に良い影響があったと思います。
現地まで遠くて行くだけで大変だったし、
向こうに着いても僕は何もすることが
なかった訳ですけど(笑)、
でも、行って良かった。何もかもが新鮮でした」
――これで2017シーズンが終わりました。
1年を振り返ると?
「今年はフル参戦は出来ていません。
9月の『プロ3Cトーナメント・グランツ戦』が、
『世界ジュニア』とかぶってしまったので、
一つ休んでいます。
2016年も2試合出てないです。
やっぱりフル参戦出来ないと、
年間ランキング争いが厳しくなりますけど、
今年は最後にこういう結果が待っていて
本当に良かったです。
来年も例年通り、『東京オープン』
(2月)から活動する予定です。
これからも一生懸命やりますので、
応援よろしくお願いします」
(了)