アメリカvsヨーロッパの9ボール対抗戦
『モスコーニカップ』inラスベガス。
Day 3(4試合)、
そして、1試合だけのDay 4が終わりました。
11本勝負の今大会、
ヨーロッパ11 - 4アメリカと、
今年もヨーロッパの完勝で閉幕しています。
アメリカは、Day 3最後のシングルスで
エースのS・V・ボーニングが
J・ショウ(欧)相手に
上がりのチャンスを何度かフイにして、
星を献上してしまったことが痛かった。
最終日(Day 4)のラストシングルスも、
ここまで闘志むき出しで戦ってきた
D・ハッチが、
J・フィラー相手に2-0と先行するものの、
自身のミスから逆転負けを喫し、その瞬間、
アメリカの8年連続敗北が決まりました。
モスコーニカップは24回行われ、
今回を含めた優勝回数は、
ヨーロッパ12・アメリカ11・引き分け1度
と、ヨーロッパが頭ひとつ抜け出ました。
来年はまた12月初旬に、
ロンドンで行われることがアナウンスされています。
今年のMVPはヨーロッパのヨシュア・フィラー。
20歳での大会初出場。
5試合して負け無し。
鮮烈なモスコーニデビューとなりました。
観客席には「Joshconi Cup」という
ボードを掲げる人もいたほど。
キャプテンのM・チャマットも、
ドイツの先輩・R・スーケーも、
「フィラーはプール界のR・オサリバン。
数十年に一度のタレントだ」
と激賞しています。
フィラーのMVP受賞時コメント:
「最高にハッピーだよ。信じられない。
最高のチームメイト達とプレー出来て、
僕はラッキーだった。
この4人はいつだって僕を支えてくれた。
このチームでなければヨーロッパの
8連覇はなかったと思う。
チームのためだけにやってきて、
その結果全勝できた。最高だよ」
大会出場回数最多タイ
(17回。米のアーチャーと同じ回数)
となったスーケー(欧)のコメント:
「1994年にこの大会がスタートした時、
ヨーロッパは負けて、それからしばらく、
僕はずっと負けチームにいた。
最近は勝者の側にいられて幸運だよ。
もちろん今日この日もね。
3年ぶりにメンバーに選ばれたけど、
我々には素晴らしいチームスピリットがあった。
優勝に値すると思う」
※大会公式FBページ(英語)
※大会公式サイト(英語)
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ヨーロッパの8年連続優勝が決まった、
最終マッチ(Match no. 15)
ハッチ(米)vs フィラー(欧)↓