ゆったり感のあるテイクバックから、
ビシーッ!と真っ直ぐ
インパクト&フォロースルー。
ブリッジ(左手)は
キュー出しが終わり切るまで
ラシャから離れません。
撞点は上で、手球を1番にヒットさせて
数回バウンドさせつつ、
テーブル中央に停止させることを
狙っているようです。
大ぶりせず、力みもなく、シンプルな動作。
ブレイクショットが簡単に感じられる
フォーム&ストロークです。
それはブレイクショットだけでなく、
彼のどのショットにも言えることですが……。
もう一本、横から。↓
こんなブレイクをしてみたい……。
スローで撮るとこんな感じです
(不鮮明かつチラツキもありますがご容赦を)。↓
スローで撮っているため
ゆったり感やタメが強調されて見えますが、
特別なことは何もしていないと思います。
2014年に撮った動画を見ても、
ブレイクフォームは今と一緒(のはず)。↓
ブレイクどうこうは関係なく、
基本となるストロークが
美しく練磨されているため、
「9ボールのブレイクはこう打つ」
「10ボールならこう振る」などと、
対症療法的にストローク調整を
意識する必要がないのかなと勝手に思います。
(日本でJPBAプロとして活躍している
羅立文プロを初めて日本で見た時も、
ストロークに関して同じような衝撃がありました)
フォームや技術だけでなく
試合中の悠然とした佇まいも含めて、
日本のプロ・アマからも注目されている張玉龍。
また早く来日してほしいものです。
…………
全日本選手権で撮ったブレイクショット動画は
他の選手のもありますので、近日掲載します。