よくご紹介している
アメリカ『Select Billiards』の動画から、
新しいものをピックアップ。
…………
サイドポケットの角(ツノ)に
ひっかかっている的球。
普通に撞くと、
サイドポケットには入れられません。
でも、入れる方法があるのです。↓
動画を見て、「え、そんな方法!?」と
思った方もいると思いますが、
答えはシンプルで、
「ハードに撞いて、ツノを潰し、
強引にサイドポケットに押し込む」でした。
英語では「compress the rail」。
訳はそのまま「レールを押し縮める」で
良いでしょう。
これは、ビリヤードライターのR・バーンか
誰かが自身の書籍でも解説していたはず。
日本語では「ツノ潰し」とか「ツノ削り」
と言えば良いでしょうか。
BDは15年の間に、
プロの公式戦で2、3度は、
これを実際に見たことがあります。
撞き手は覚えていません。
いずれもフィリピン選手などの
海外選手だったような気がするのですが。
同じぐらいの回数、
「ツノツブセナイ」も見てきました。
5-9(ジャパン)では、
点球をサイドに取りに行きたくなる
シチュエーションが多いため、
もっと出現頻度は上がると思います
(5-9では自分でやったことも
他選手にやられたこともあります)。
ボールのツノへのかかり具合や当て方、
ショットパワーによっては、
ツノを潰せないことももちろんあります。
なので、上級者が試合でわざと「ツノ潰し」に
ポジションすることはまれだと思います
(この動画のケースなら
コーナーに取るように出すでしょう)。
相手からのもらい球か
自分の出しミスでこうなってしまったら、
ツノ潰しを「考えることもある」ぐらいでしょうか。
でも、知っていると得をするショットです。