Kozoom(コズーム)によると、
スリークッションのトップ選手、
ディック・ヤスパース(オランダ)が、
先週末(1/21)、
ブンデスリーガ(ドイツの3Cリーグ戦)で
40点ゲームを4キューで上がったとのこと。
4キューの内訳は、
5点→11点→2点→22点。
アベレージは「10点」です。
対戦相手は
オーストリアのA・エフラーという選手で、
エフラー選手は1点も取れませんでした
(40-0)。
これまでの40点ゲームでの世界記録は
「6キュー」。
ヤスパースが2016年に、
F・クードロン(ベルギー)が1997年と2006年に、
そして、M・ザネッティ(イタリア)が2014年に
出していました。
日本(JPBF記録)では、BDの知る限り、
2016年に梅田竜二プロが『全日本選手権』で
記録した「9キュー」が最高です。
以下、Kozoomが報じた
ヤスパースのコメントの抄訳:
「良いゲームだったね。
試合の頭から全てが順調だった。
トラブルらしいトラブルもなかったけど、
5、6球は難しい配置があった。
4キューで上がれてとても嬉しいよ。
最後は22点を撞き切って上がったけど、
23点目の配置はとても易しそうだった。
まずミスしないような球でね。
だけど、もう上がってるんで、
そこでおしまいだったけどね(笑)。
たしかにこれは素晴らしい記録だと思う。
僕にとって”記録”と言えば、
E・メルクスが2011年に出した
50点ゲームの6キュー上がりだ。
あれは更新が難しいものだと思う。
僕のこの40点4キューも、
しばらくは破られないだろう。
でも、いつか誰かが更新するはずだ。
2年前にも記録更新のチャンスがあった。
僕は5キューでワンモア(39点)まで行ったけど、
最後の球を外してしまったんだ。
それで6キュー上がりになった
(40点ゲームでの最高記録タイ)。
(対戦相手が0点だったことについて
コメントを求められて)
僕が彼に厳しい配置を残したとは言えないよ。
特に彼の3イニング目の配置は良い形だった。
彼はミスしてしまったけどね。
そして彼は裏撞きもミスしてしまった。
彼にもチャンスはあったんだよ」
(ヤスパース)
ちなみに、Kozoomによると、
ヤスパースは22点ランを過去5回記録しており、
そのうち2回が22点での撞き切りだったそう。
ハイランは26点とのことです
(※世界最高は28点。以下の記録も参照)。
ヤスパースのこの40点4キュー上がりは、
約20人のギャラリーの前で達成されました。
ヤスパースが所属するチームは、
ヤスパースのこの活躍もあって
週末のホームゲームを6-2で勝利。
ディヴィジョンでのランキングは暫定首位だそうです。
↓ 別大会でのヤスパースの22点ラン動画。
…………
さて、以下は、
スリークッションのワールドレコード一覧です。
参考にした資料自体がちょっと古いようなので、
正しくない可能性もありますが参考までに。
■40点ゲームのベストゲーム
「4キュー」by D・ヤスパース(2018)←New !
※次点は「6キュー」:
D・ヤスパース(2016)
F・クードロン (1997、2006)
M・ザネッティ(2014)
■50点ゲームのベストゲーム
「6キュー」by E・メルクス(2011)
■60点ゲームのベストゲーム
「15キュー」by T・ブロムダール(1996)
■15点3セットマッチ(45点)のベストゲーム
「8キュー」by D・ヤスパース(2008)
■40点ゲームで行われた大会での大会アベレージ
「2.778」by D・サンチェス(2017) ※BD記事
■50点ゲームで行われた大会での大会アベレージ
「2.622」by D・ヤスパース(2012)
■15点3セットマッチ(45点)で行われた大会での大会アベレージ
「2.420」by F・クードロン(2011)
■ハイラン世界記録
「28点」by 4人
小森純一(1993。故人)
R・クールマンス(1998)
R・フォルトン(2012)
F・クードロン(2013)
…………