32回目となる
『World Championship National Teams 3-Cushion』
(スリークッションの国別対抗戦。
通称『世界タッグ』)が、
木曜日から4日間の日程で、
ドイツ・フィアゼンで開催されます。
出場するのは世界16の国々。
1チームは2名です。
大会はまず、16チームを4チームずつ
4つのブロックに分けて予選ラウンドからスタート。
上位2チーム、計8チームが
シングルトーナメントで競います。
Kozoomで有料ライブストリーミング、あります。
今年、日本からは、界敦康と森雄介という
2017年のJPBFプロランキングトップ2が
タッグを組んで挑みます。
界敦康プロは昨年も出ましたが、
森雄介プロは大会初参戦。
2人は明朝、ドイツに向けて出発するとのこと。
「初参加でわからないことだらけ。
球違いと順番間違いには気を付けて(笑)、
とりあえず楽しんできたいと思います。
わからなくなったら界さんに聞いて、
外れたら界さんのせいに出来るので、
気が楽です(笑)」とは森プロ談。
予選A組に入った日本は、
ベルギー、フランス、レバノンと同組。
まずは、決勝ラウンド進出を目指します。
1981年~1992年にかけて、
4度の優勝を誇る日本。
(小林伸明、小森純一、吉原良男、甲斐譲ニ
といった選手が当時の優勝メンバー)。
しかし、
表彰台には1998年から立っていないので、
ぜひ上位進出を叶えてほしいと思います。
…………
昨年度大会は韓国がベルギーを退けて
悲願の初優勝を飾りましたが、
試合方式が大きく変わったことも話題になりました。
従来の、2台のテーブルを使った
シングルマッチ×2本ではなく、
「スコッチダブルス」、
つまり、1球交代でのプレーとなりました。
ポケットビリヤードで
「ダブルス」「ペアマッチ」と言えば、
たいていスコッチダブルスですが、
キャロムビリヤード(スリークッション)では
スコッチダブルスでの公式戦はほぼなく、
不慣れだったプレイヤーが多かったようです。
今年も、大会を公認するUMBおよび
配信メディアのKozoomは、
「スコッチダブルス」での開催を決定。
「世界タッグと言えばスコッチダブルス」
というように、新たな試合方式を
定着させたい狙いがあるようです。
ともに優れたストロークと
高い攻撃力を持っている界&森コンビは、
スコッチダブルスでもスムーズな
連携を発揮してくれると思いますので、
本番での健闘を期待しています。