世界最大のアマチュアプールリーグ『APA』。
そのハワイエリア
「オアフ(ハワイ)APA」が主催する、
年に一度のスペシャルイベントが
『Aloha Challenge』(アロハチャレンジ)です。
今年は2月17日(土)に、
ホノルルの『HAWAIIAN Brian’s』
(ハワイアンブライアンズ)を舞台に開催。
地元ハワイのチームが4チーム、
アメリカ本土から26チーム、
カナダ(CPA)から1チーム、
そして、日本(JPA)からは、
先日の国内予選を勝ち抜いた1チーム、
『CESPA All Stars』(セスパ東大宮)が
参戦しました(※渡航費用はJPA負担)。
種目は8ボール、テーブルは9フィート。
予選リーグ戦(8チーム×4組)→
決勝シングルトーナメント(4チーム)
というフォーマットで行われた本イベント。
日本の『CESPA All Stars』は、
予選C組を1位で通過して決勝ラウンド進出
(全32チーム中でも1位でした)。
準決勝はハワイのチームに勝ち、
決勝戦はメンフィスのチームに敗れましたが、
初参戦ながら準優勝という素晴らしい成績で
大会を終えました。
同行していたJPAスタッフのYさんから、
写真やコメントをいただきましたので、
大会の様子をお届けします。
…………
「CESPA All Starsメンバー8名と
JPAスタッフ一行は、札幌経由の飛行機で
2/14(水)の朝にホノルル到着。
これはホテル(『ヒルトンワイキキ』)に
チェックインしたところです」
(JPAスタッフ・Yさん談。以下同)
…………
「試合は2/17(土)のため、
実質3日間ほどオフタイム。
試合会場で練習したり、
近隣の著名スポットを巡ったりと、
チームメンバーも我々JPAスタッフも
思い思いに過ごしました。
JPAスタッフと、
チームリーダーの遊馬さんと栗本さんは
会場とは違うビリヤード場、
『ベルベットタッチ』にも足を伸ばし、
現地プレイヤーとの対戦も楽しみました」
…………
「2/17(土)試合本番。
会場の『ハワイアンブライアンズ』へ。
ハワイ屈指の大型店ではありますが、
ご覧の通りの雑然とした雰囲気で、
テーブルコンディションは……(苦笑)。
しかし、たまたま事前練習で撞いていたテーブルで
予選ラウンドを行うことになったので、
その点はラッキーだったかもしれません」
…………
「CESPA All Starsのメンバーは
この8名です。写真上から、
遊馬豊 SL 7
坂口健太郎 SL 5
岡部良光 SL 4
佐生めぐみ SL 4
田中久恵 SL 4
菱沼咲織 SL 3
栗本茜 SL 3
佐生美沙代 SL 3
APA(JPA)8ボールのSLは、9ボールとは異なり、
2~7の6段階です」
…………
「朝9時に予選ラウンドがスタート。
CESPA All Starsは予選C組で、
他の7チームと総当たり戦を行いました。
どのチームももちろん真剣なのですが、
ハワイで行われるイベントだからなのか、
アメリカ本土やカナダから来たチームも
皆、リラックスした雰囲気で、
和気あいあいとプレーするチームが多く、
ビールを飲みながら撞く人も多く見られました。
特設会場で行われるラスベガスの『WPC』とは
少し異なる雰囲気だったかなと思います。
そんな空気の中、CESPA All Starsは
皆で声を掛け合いながら、
朝からいいプレーをしていました」
…………
「試合の流れを説明しますと、
まず、両チームのキャプテンが試合前に
7~8名いる自チームのメンバーの中から、
5名をチョイスします。
5名のSLの合計は
『23以内』でないといけません。
メンバーが決まったら、
1台のテーブルを使って順番に
1ラック勝負を5本行います。
勝てば1ポイント獲得。
つまり、5本勝負全てに勝てば
『5ポイント』獲得です。
この時、必ずSLの高い順から対戦を行います。
なので、だいたい同じSLか1~2つ違いの
SLの人とプレーすることになり、
結果が読めずスリリングです。
予選ラウンドは8チームの総当り戦。
つまり、7試合するのですが、
チームメンバーの全員が3試合以上出ないと
いけないという制約がありますので
(破ると『-5ポイント』)、それを考慮しつつ、
オーダーを決めることが重要になってきます。
CESPA All Starsは、遊馬さん(SL 7)と
坂口さん(SL 5)は毎試合固定し、
あとの3名を入れ替える形で臨みました。
オーダーが上手く行ったのもあると思いますが、
CESPA All Starsは
得ポイント『26』(最大35)と、
全32チーム中トップの成績を残し、
決勝ラウンド(ベスト4)に進みました。
ちなみに、5人目の対戦が、
試合開始から1時間以内に始まらないと
いけないというタイムルールもあり、
これを過ぎると、始まっていない対戦が
全て没収試合となります。
CESPA All Starsは予選最終試合(7試合目)で
そうなる可能性が出て来てしまい、
まだ2試合しか出ていなかった5人目の
栗本さんの対戦が成立しないと
『-5ポイント』を受けることになるので、
かなりドキドキしました。
結果的に開始57分で試合が始まり、
事なきを得ました(汗)」
…………
「夜7時45分から準決勝開始。
相手は地元ハワイのチーム……
だったはずです(笑)。
CESPA All Starsは3-1で勝利しました」
…………
「決勝戦は夜9時15分から。
相手は『Da Big Kahuna’s』という
ハワイ風の名前でしたが、
メンフィスのチームでした。
この試合は惜しくも1-3で負けてしまい、
優勝は飾れなかったですが、
CESPA All Starsは12時間以上の長丁場を、
よく最後まで戦い抜いてくれたと思います」
…………
「試合を終えて会場を出たすぐのところで、
ハワイ生まれのトップスター選手、
ロドニー・モリスと遭遇。
気さくに記念写真に応じてくださいました」
…………
「帰りの飛行機は試合翌日の朝。
ハワイ島で乗り継ぎがありました。
これはハワイ島のコナ国際空港での写真です。
この空港、全然壁がなくて、
ほとんどの施設や部屋がセミオープン状態。
こんな開放的な国際空港があるのかと
ビックリしました(笑)。
7時間のトランジットを経て、無事帰国。
CESPA All Starsの皆さん、
本当にお疲れ様でした。
我々JPAとしても、
初めてAloha Challengeを体験して、
『こういうことか』と
勉強になることが多かったです。
この本番のフォーマット
(全メンバー参加型のリーグ戦方式)は、
よく出来ていて面白いと思いましたし、
次回国内予選を行う際には
本番のスタイルを意識したフォーマットに
することも考えています」
(了)
…………
Yさん、ありがとうございました。
そして、CESPA All Starsの皆さん、
準優勝、おめでとうございます!
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