つい先日、ニルス・フェイエンの復活優勝で
幕を閉じた『ワールドプールマスターズ』。
そのベストショット15選です。↓
ショットそのものも、編集もカッコイイ動画です。
今年のマスターズは派手なショットが多かった。
この15選以外にもたくさんありました。
テクニカルなショットが
出るべくして出た大会だったようにも思えます。
というのも、
レフェリーラックでトライアングルラック使用、
リラック要求不可、かつ、ラックが立ちづらい
テーブルだったため、いわゆる「ガチマス」が頻出。
皆、ハードブレイクをしてましたが、
それでも的球が綺麗に散ってくれることは少なく、
ノーインも多かった。
となると、的球の密集地帯、つまり
「クラスター」や「トラブル」も多いため、
どうしても、ピンポイントポジションだったり、
バンクだったり、シュート&トラブル解消だったり、
どこかで局面を打開するオフェンシブなショットが
必要になります。
英語で「game changer」というヤツです。
あるいは、その前段として、
かっちりセーフティをして、
フリーボールを取りに行くか。
この動画には、J・ショウが4回、
A・パグラヤンが3回出てきますが、
今大会の「散らないラック」が
2人の技(or 豪腕)を
引き出していたようにも思えます。
で、1位はパグラヤンのセーフティ。
逆押しを効かせて、
“半押し止め”みたいな形で滑らせるようにして、
手球を他の的球の裏にグイッと潜り込ませてます。
車で言うならドリフト走行で車庫入れしたような
感じでしょうか(違うか)。
さすがパグやん、引き出しが多いです。
そして、ショウはここに出ている4つ以外にも
派手なショットをたくさん決めてたので、
試合動画も見てみてください。
…………
そして……
1回戦で、D・アプルトンに
逆転負けを喫したスト様
(アール・ストリックランド)。
試合直後のボヤキ調のインタビューがこちら。↓
ざっくり言うと、
「アプルトンはツイていた。
俺が6-3の時に5番をミスしたからね」
「スクラッチしないで手球がギリギリで止まったりさ、
彼はラッキーだよ。レプラコーン(妖精)が
手伝ってくれてたんじゃないか?」
「俺の状態は良かったのに負けたのが信じられない。
たったひとつのミスが命取りだった」
「9フィートテーブルでやる9ボールは
ジョークでしかない。12フィートじゃなきゃ」
「このテーブルライトだとボールもよく見えないし」
「ああ、もちろん彼はいいプレイヤーだけど……
俺に何を言わせたいんだ? 俺がダメで彼が良かったと?
彼はそこまで良くなかったよ」
(このあたりでハッとして)
「だけど、試合は楽しめたよ。マッチルームには
今回また私を呼んでくれてありがとうと言いたい」
「みんな俺をクレイジーだと思っているだろうけど、
全くそんなことはないよ。私はグレートプレイヤーだ」
まあ、いつもの負けた時のスト様です。
この女性MCは、対応(あしらい)が上手いですね。
youtubeのコメント欄では、
(Earl “the pearl” Stricklandにひっかけて)
「Earl “the girl” Strickland」
というコメントも見られます。
女々しいってことですね。
この試合の序盤は非常に良かっただけに、
個人的にはもっとスト様のプレーを見たかったです。