先週末の3C公式戦、
『第18回ニッカオープン』で優勝した
真野正光プロ。
表彰式直後の短い談話をお届けします。
1999年開催の第1回大会での優勝以来、
年数で言えば19年ぶり、
回数で言えば17回ぶりに
2度目の優勝を果たしました。
感に堪えない面持ちで、
噛みしめるように語ってくださいました。
――率直な感想からお願いします。
「19年ぶりの優勝だから、もうね……。
他の大会でもずっと優勝が出来なくて、
いつも2着とか3着でね。
もう体力がないから
途中でバテちゃうんですよね(笑)。
でも、今日はニッカの常連さんが
最後までずっと熱心に応援してくださったおかげで
戦い切れました。本当に嬉しいです。
早く女房と子供に優勝の報告をしたいですね」
――ご自身のプレー内容については?
「自分としては調子はそこまで良くなかったけど、
流れは良かったかなと思います。
相手選手の状態もそこまで良くなかったし、
今日はそういう流れの日だったんでしょう。
まあ、とにかくラッキーだったですよ。
というか、ラッキーでもなくちゃ
優勝は出来ないですから(笑)」
――1回目の優勝の時とはまた違った
感じ方なのでしょうか。
「う~ん、もう忘れちゃいました(笑)。
1回目の時のことは。
でも、そこから長かったですね。
本当に長かった。
さっき表彰式でも言った通りなんですが、
本当に今年で引退しようかなと考えてたんです。
もう今年で僕も60なんで。
でも、今もまだ支えてくださるお客さんが
これだけいるから、やっぱりもうちょっと
頑張らないといけないでしょうね(笑)。
ですから、
もう少しお客さんのために頑張ります。
今日は本当にありがとうございました」
(了)
Masamitsu Mano
1958年12月30日生
東京都出身・在住
1991年JPBF入会
東京・五反田『ビリヤード ニッカ』代表
使用キューはSasaki