先週末の『グランプリイースト第1戦』
(GPE-1)で優勝した、
大井直幸プロの談話です。
大会翌日(3/12)にコメントいただきました。
次の試合は今週末の『全日本ローテーション』
(大阪)です。
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Naoyuki Oi
JPBA40期生
1983年1月10日生 東京都出身・大阪府在住
JPBA年間ランキング1位・5回('06年、'12年、'14年、’15年、’17年)
2012年『ナインボール世界選手権』3位
『全日本選手権』準優勝1回
『ジャパンオープン』準優勝1回
『関西オープン』優勝1回
『全日本ローテーション』優勝3回
『北陸オープン』優勝5回
『北海道オープン』優勝3回
『東海ナインボールグランプリ』優勝3回
『グランプリイースト』(GPE)優勝1回
『グランプリウエスト』(GPW)では通算16勝
『ワールドカップオブプール』3位・2回
2017『ワールドゲームズ・ヴロツワフ大会』銅メダル
2017『USオープン』5-6位
他、優勝・入賞多数
使用プレーキューはEXCEED
使用グローブはOWL
FLANNEL、スワッグスポーツ所属
…………
――まず、JPBA東日本復帰戦は先月末の
『関東オープン』でした(9位タイ)。
「あれはひどかったです。
予選からだいぶトバしてたし
(的球を飛ばしてた=シュートミスしてた)。
調整ミスでした。よくあることなんですけど。
今回(GPE-1)も、
ちょろちょろトバしてはいたんですけどね」
――今回のGPE-1の2日目(決勝ラウンド)の
映像を見る限り、よく入れていた印象ですが。
「うーん、そうね。
それはまあ、テーブルが簡単やったからね。
だいぶ助けられましたよ」
――テーブルが易しいと(=ポケットサイズが広めだと)、
入れに対するプレッシャーが
少なくなるものなんでしょうか。
「いやぁ、そこは変わらないかな。
ただ、今回はポケットの真ん中から
入ってない球が結構あったんでね。
そうすると、手球が言うこと聞いてくれなく
なっちゃうんで、そこが気持ち悪かったです。
なので、だましだましというか、
ちょっと大人のビリヤードしてました(笑)」
――久々にGPEに戻って来た感覚や、
それに伴う緊張感などはありましたか?
昨年末の談話では、『まずGPEの予選突破を』と
語っていましたが。
「予選、通れましたね。
これが最後にならないように頑張ります(笑)。
緊張感は……いや、まぁ、
ないといったら嘘になりますけど、
ほとんどなかったかな。
決勝ラウンドはやっぱり、
GPWに比べたらGPEの方がお客さんが多くていいなと。
でも、もっともっと増やしていきたいですよね。
僕一人の力で出来ることじゃないですけど、
来た人がもっと楽しく見てもらえるように。
そうすれば観に行きたいと思う人が増えると思うし。
僕としては、もうちょっとお酒飲みながらとか
喋りながら見てくれて良いんだけどなとは思います。
『そんなに静かじゃなくても良いんですよ』
とは感じました。
もっと好きに楽しんでもらっても良いかなと」
――決勝ラウンド初戦(ベスト16)では、
女子トッププロの一人、平口結貴プロと対戦。
やりづらさはありましたか?
「そうですね。
負けることもあるだろうけど、
当然負けたくはないし……。
そういうのが、試合をしていくうちに
だんだん大きくなっていって。
『やっべ。これ、負けたらめっちゃ言われんぞ』
みたいなね(笑)。それはやっぱり思いました。
彼女が球を入れてたんで、
こっちもだいぶ消費しましたよ、カロリーを。
700kcalぐらい(笑)。
彼女が国内で成績が良い理由もわかった気がしました」
――具体的にはどんなところでしょう。
「やっぱりスイッチが入った時の精神状態ですよね。
強いと言われるプレイヤーが共通して持っているものを、
彼女も持っているように感じました」
――ベスト8以降はスコア的には差が付きました。
それもテーブルコンディションに
救われたところがあったということですか?
「そうですね。
ブレイクが簡単だった……というか、
思ったよりも入ってたぐらいだったんで。
GPWでやってた時、
あそこまでブレイクは入ってなかったと思うし、
そんなにマスワリも出てなかったんですけどね(笑)。
なんか昨日はマスワリもたくさん出てたし、
展開的に楽……って言っちゃあれですけど、
自分に向いてたというか。
それも一生懸命にやれてたからだと思うので、
そこは良かったですよ」
――決勝戦も点差は付きました(8-1)。
上がり際も緊張感はなく?
「いや、それはありました。
6点、7点ぐらいからはちょっとあった。
『優勝って、久しぶりじゃない?』みたいな
(※昨年9月の『GPW-4』以来)。
前の優勝から今まで、なんて言うんだろ……
『US Open』とか海外でテンションが上がる
試合はたくさんあったけど、
国内も含めて優勝は出来てなかったし、
『そういえば久しぶりだな……』
という感覚はあったかな。
それと、あのテーブルコンディションを考えると、
栗林プロは1-7からでも全然マクって来ますから。
最後まで緊張感はありましたね」
――GPEでは初優勝です。
プロ初年度からの3年間(2006~2008)は
GPEでは優勝がなくて。
「初優勝どころか、たしかファイナルを
撞くのも今回が初めてだったんじゃないかな。
3位まではあったけど。
まあ、そんなもんですよ。
当時の実力を考えたら(笑)」
――さて、今後は。
「まず、大阪に戻って調整して、
今週末の『全日本ローテーション』ですね。
で、4月は『GPE-2』(4/8)があって、
『北海道オープン』(4/21~22)という感じかな。
海外はたぶん『ワールドカップオブプール』
(5月に中国で開催予定)でしょう。
ここのところ海外の予定が何も決まってなくて、
そんなに気持ちが上がってなかったんです。
ワールドカップオブプールがあれば、
たぶん僕は行ける(日本代表ペアに入れる)
と思うので、確定したらテンション上げて、
また真面目に頑張ります」
(了)