3/18(日)、
大阪『玉出ビリヤードACE』で開催された
『第68回全日本オープンローテーション』
(土曜の予選は他会場も併用)。
今年は初の試みとして、
61点先取×5ラック先取(予選は4ラック先取)という
JPBAローカルルールが採用されました。
そんな新ルールでの全日本ローテーションを
制したのは杉原匡。
杉原プロはベスト32から、
早瀬優治、酒井隼人アマ、原口俊行、
川端聡と下してファイナルへ。
最後は、飯間智也を5-4で退けて、
大会初優勝を飾りました。
優勝:杉原匡 ……中央
2位:飯間智也 ……左2
3位:川端聡 ……左
大井直幸 ……右2
ベストアマ:酒井隼人 ……右
ファイナルは飯間プロが先行し、
4-1でリーチ。
杉原プロはそこから
ブレイクノーインに悩まされながらも、
飯間プロのシュートやセーフティの
ほころびを突いて着実に加点し、4-4に。
最終第9ラックは、
飯間プロの6番ポジションミス→
空クッションファウルから、
杉原プロが取り切って上がりました。
上位入賞の常連であり、
今年は開幕戦の『関西オープン』(1月)で
準優勝を飾っていた杉原プロ。
JPBAプロランキングポイント対象試合での
優勝は、2006年2月の『GPW-1』以来、
実に12年ぶりとなります。
…………
この新ルール。
先に61点に到達したプレイヤーがそのラックを取る
(1ポイントを得る)というスタイルは
“フィリピン式ローテーション”と同じ。
ただ、本大会は
「ファウルは全てフリーボール」となるところが、
ノーマルなローテーションとも
フィリピンスタイルとも異なります。
映像で見ていた限りでは、
15個の的球を使った10ボールのような印象です
(※仮に1から順に入れて行くと、
11番で上がりとなる〈=66点〉)。
ファウル後の処理が違うこともあり、
普通のローテーションとは
だいぶ趣が異なるのは確かです。
また、ブレイクショット次第ではありますが、
かなり早く終わるラックもある一方で、
もつれるとだいぶ時間を要するラックも
あったように思います。
試合の所要時間には
バラツキがあったのではないでしょうか。
…………
そして、同会場で同時開催されていた、
『第58回全日本ローテーションB級選手権』
(こちらは普通のローテーションルール)では、
辻英行選手(Be-1)が、決勝戦で
布川明子選手(玉出ビリヤードACE)を
120-48で破って、優勝を飾っています。
優勝:辻英行(Be-1) ……左2
2位:布川明子(玉出ビリヤードACE) ……右2
3位:小野貴生(ブラボー) ……左
尾崎貴司(藤井寺ハスラー) ……右
入賞された皆さん、おめでとうございます。