Bluetooth機能を搭載した、
新時代のストロークトレーニングツール、
紹介記事の後編です(前編はこちら)。
前編では、商品概要や使い方、
グッドショットの例を見てきました。
後編では、2つのバッドショットと、
西尾祐プロ(JPBA。バグース
チーフインストラクター)にお聞きした、
「DIGICUE BLUEのここがすごい」を
お届けします。
…………
早速、バッドショットの例を動画でどうぞ。↓
西尾プロがわざと、
「フィニッシュを短くし、すぐ起き上がる」
「キューを上下動させる」
「フォロースルー短めで、キューを引っ込める」
という動作を入れて撞いています。
一見すると、そこまでひどい
ショット動作には見えませんし、
的球も入ってはいるのですが、
DIGICUE BLUEはしっかり
悪いところを検知しています。
さらに西尾プロに「右コジリ」を
強調して撞いていただきました。↓
シャフトに描かれた縦の黒線を見ると
コジリ度合いが目視出来ますが、
この動きをDIGICUE BLUEは
見逃していないということです。
モーションセンサーの感度・精度の高さと
信頼性もかなりのものだと思います。
…………
DIGICUE BLUEは、ショットデータの
履歴(History)と統計(Stats)が
見られるところも秀逸です。
以下の画像は、西尾プロの1ヶ月の
「左コジリ」「右コジリ」それぞれの
統計データ(グラフ)です。
「僕の場合、左コジリは
高い数字(6~10)が並んでいます。
つまり、普段まず左にコジることがない。
ところが右コジリは、
『10』の頻度が高い一方で、
低い数字(1~5)もそれなりに見られる。
右にコジっている時があるよ、と。
これが僕の悪い時のクセで、
実際に僕がショットミスをしている時は、
右にコジっているケースが多いです」
(西尾プロ)
このように、
DIGICUE BLUEを使えば使うほど、
データが蓄積されるので、自分自身の
ストロークの「クセ」や「特徴」を
より正確に把握することが出来ます。
この「データを見ることが出来る」
というところがDIGICUE BLUEと
初代DIGICUEとの大きな違いであり、
初代の発売当時から
求められていた機能です。
最後に、初代も新モデルも
両方使い込んでいる西尾プロから
コメントをいただきました。
西尾祐プロ談:
「初代DIGICUEも非常に画期的な商品で、僕はとても気に入って1年間使い続けました。おかげで、キューを出来る限り真っ直ぐ振ろうという意識が高まり、アドレスから気を付けるようになりましたし、ショットが丁寧になりました。
ただ、初代DIGICUEの物足りないところとして、ダメ出しをされた時、『どの要素がどのぐらいダメだったのか』までは教えてくれませんでした。また、成功した時は『振動なし』だったので、本当に上手く行っていたのか、ショットを検知してなかったのか、それとも電源が切れていたのかがわかりづらいというところもありました。
新しいDIGICUE BLUEではこの2点が解消され、目に見えて進化しています。真っ直ぐさ、コジリなど、どの項目がどれだけ出来ているかが具体的にわかるようになったので、気を付けるべきポイントが明確になります。そして、『成功時に振動オン』にすることで、画面を見なくても良し悪しがわかります。
さらに、過去データを見たり、項目ごとにスタッツを見たり出来る点もとても有益で、自分のストロークの特徴をデータの傾向から読み取ったり、自分の成長度合いを確認することが出来ます。そして、例えば、相撞きなどゲームをしている時にDIGICUE BLUEを使えば、あるショットのミスの原因がストロークにあったのか、そもそも狙いが間違っていたのかなど、原因の特定にも役立ちます。
ちなみに、僕は普段DIGICUE BLUEをキューに付けっぱなしにしていて、試合の時はEXCEED『2インチエクステンダー』を装着しています。偶然にも、DIGICUE BLUEとエクステンダーの重さが近いんです(約30gと約34g)。なので、バランス的に違和感なく使えています。異なるメーカーから出た異なる用途の商品の、重さとデビュー時期がほぼ一緒だったというところに、僕は運命を感じました(笑)。
それはともかく、DIGICUE BLUEはストロークの分析・トレーニング・矯正にもってこいのアイテムですので、ぜひ体験してみてください」
(了)
※前編はこちら