3/25(日)に
『BAGUS新宿店』で行われた、
JPA×BAGUS『第16回企業対抗9ボール』
(9ボールトリオストーナメント)。
優勝を飾ったのは
株式会社日立システムズの
「はいしす なんでもこいやーず」
チームでした(結果記事)。
当日の模様をより詳しくお伝えします。
…………
毎度のことながら、
この人・人・人の光景には圧倒されます。
今年は46企業から
70チーム(計210名)が参加。
初参加企業は「3」で、
あとの43企業はリピーターです。
今回は直前キャンセルが相次ぎ
70チームとなりましたが、
エントリーの上限は75チーム。
しかし、毎回それがすぐに埋まって
しまうので、前回(15回)大会から
「新規優先枠」を10用意。
その結果、前回は
10企業11チームが初めて参加しました。
ただ、それでも
キャンセル待ちが多かったため、
今回から「1企業最大3チームまで」
というリミットを設けました。
リピート参加希望者の多さに頼って
ゆうゆうと構えるのではなく、
常に新しい顔ぶれを増やしていくのが
企業対抗のテーマでもあります。
もちろんどのチームも出るからには
勝ちたいと思っている訳ですが、
近寄りがたい雰囲気ではありません。
マイキューを持ってない人も、
まだフォームがおぼつかない人も、
ルールがうろ覚えの人もいます。
相手チームのプレー中、
メンバーに目の前で起こっていることを
解説しているチームもあります。
この「ビギナーさん大歓迎」な雰囲気も
企業対抗の特徴の一つ。
…………
バグースインストラクターの
後藤田佳奈プロに、
ラウンドガール風(!?)に
迎えていただきました。
…………
インストラクター達は
それぞれの持ち場でお仕事中。
画像上から、イベント全体を見る立場に
ある西尾祐チーフインストラクター。
この家電・雑貨・ビリヤードアイテムの山は、
抽選会の景品および入賞者用の賞典です。
2枚目は、キューなどビリヤードアイテムの
展示即売ブースを担当していた渡辺剛史プロ。
3枚目は、ビリヤード検定の
ミニレッスン中の東條紘典プロ。
また、写真はありませんが、
いつも通りJPAスタッフ達が
手際良く運営を行っていました。
…………
そして、BAGUSの看板選手、
2011年9ボール世界チャンピオンの
赤狩山幸男プロは、いつものように、
「1ラックチャレンジマッチ」で
撞きっぱなし状態。
企業対抗の参加者であれば誰でも
無料でチャレンジが出来るので、
希望者殺到で休み無し。
今回カーリーは59名とプレーし、
56勝3敗だったとのこと
(※ブレイク権はチャレンジャーにあります)。
…………
冒頭で、『会場はBAGUS新宿店』と
書きましたが、予選ラウンドは
『BAGUS新宿西口店』も併用。
ということで、
久しぶりに新宿西口店にも行きましたが、
やっぱり上品でカッコイイですね。
ここで試合が出来るのはちょっと贅沢かも。
…………
新宿店に戻ると、
予選ラウンドは佳境を迎えていました。
勝っても負けても自然に
握手や挨拶が出るこの空気感、
これが企業対抗です。
…………
チームイベントらしく
お揃いのオリジナルTシャツを着て
出ている企業もあります。
水色のTシャツでプレーしていたのは、
これが5回目の参加という、
株式会社リクルートテクノロジーズの皆さん。
「企業対抗は毎回楽しみにしています。
いつもこの3人で出ています。
上手い人でも必ず勝てる訳ではないし、
上手くない人にも勝てるチャンスがある。
そんな大会システムが良いと思います。
今年社内にビリヤード部が出来たんです。
皆で腕を磨いて、まずは企業対抗で
優勝出来るように頑張ります!」
ぜひ!
…………
社内のビリヤード部……
ということで言えば、
以前BDのこの記事でご紹介した、
株式会社ワークスアプリケーションズの
面々と再会を果たしました。
前回大会の優勝チームを輩出している
株式会社ワークスアプリケーションズ。
今回は3チームを送り込み、そのうち
2チームが決勝ラウンド入りを決めました。
…………
余談ですが、
BAGUSが前回(第15回)の出場者に
実施したアンケート結果によると、
「会社内にビリヤードサークルがある」
と答えた人は約7割(69%)。
企業対抗出場をきっかけにして、
サークルを名乗ったり、作ったりという
ケースも多いのだと思いますが、
今はそんなに企業内サークルがあるんですね。
余談ついでに言えば、
今回は14企業・21チーム
(46企業・70チーム中)が、
エントリーフィーの領収書を
希望していたとのこと。
ビリヤードの大会に会社の経費で
出られるなんて……すばらしい!
…………
さて、午後15時すぎに予選ラウンドが
終わり、上位30チームが決定。
予選敗退チームの中から
ワイルドカード抽選で2チームを
すくい上げ、ベスト32の抽選に移ります。
と同時に、お待ちかねの抽選会も開催。
協賛各社からの膨大な量の協賛品が、
次々と当選者に手渡されていきます
(※写真はほんの一部です)。
4枚目の画像、コカコーラ1年分の
「さわやか賞」を手にしたのは
株式会社日本キャストの澤田さんでした。
…………
そして、決勝ラウンドがスタート。
あくまでもBDの印象ですが、
決勝ラウンドに残るチームは、
SL(スキルレベル)の高低に関係なく、
メンバー間の意思疎通がスムーズな
チームが多いように感じました。
本大会に慣れているか、
チームでの練習を積んできているか、
あるいはその両方なのでしょう。
表彰写真を撮っていても、
撮られ慣れているチームが多かった印象です。
…………
場面は一気に大会終盤へと飛びますが、
午後8時すぎ、華台の「2番テーブル」を
使って、決勝戦がスタート。
株式会社日立システムズの
【はいしす なんでもこいやーず】チーム
vs
株式会社ドコモCSの
【ドコモワイドスター】チームの対決です。
両チームのメンバー全員の名前を
渡辺プロが読み上げ、
決勝戦の開始を宣告します。
…………
BDは企業対抗の決勝戦を見たのは
初めてでしたが、かなり楽しめました。
先が読めない展開だったこともありますが、
両チームのメンバーが笑顔を絶やさず、
ずっと楽しそうにプレーしていたから。
「今日一日、なぜか流れが来まくっていて
自分達でも笑ってしまいました」
という株式会社日立システムズ・
【はいしす なんでもこいやーず】チームが、
終盤に素晴らしいシュート力を発揮していたのも、
チームの朗らかなムードに乗せられ
キューが出ていたからでしょう。
…………
4回目の出場で初Vを飾った
株式会社日立システムズは、
トロフィーの他、JTB旅行券10万円分、
そしてKAMUIビリヤードグッズをゲット。
株式会社日立システムズには
ビリヤード部があり、
14名が活動しているとのこと。
「もう夢のような……というか、
まさかの優勝で、めちゃハッピーです。
前回予選落ちしていたので、
今回は決勝ラウンドに残ることが目標でした。
決勝戦の相手には予選でボロ負けしていたので、
決勝戦は始まる前から
『負けるな』と思ってたぐらい(笑)。
かえってそれで気楽にプレー出来たのが
良かったのかもしれないですね。
企業対抗は、この和気あいあいとした
雰囲気がとにかく良いです。
ピリピリした感じがないし、
誰でも参加しやすい空気感なので、
こういう試合が増えれば、
ビリヤード人口も増えると思います。
また次回、僕らも出ます!」
(株式会社日立システムズ・
【はいしす なんでもこいやーず】)
…………
回数で言えば16回。
年数で言えば6年目を迎えた、
JPA×BAGUS『企業対抗9ボール』。
参加希望企業の多さ、
リピート率の高さ(≒顧客満足度の高さ)も
大いに頷ける、魅力いっぱいのイベントです。
BDでも何度か記事にしてきましたが、
これはやはりBAGUSの、
ニーズリサーチの結果を元にした企画力の賜物。
関東において本イベントは、
企業のビリヤード部&サークルの
活動目標としてすっかり定着し、
本イベントの発展とともに、
“社会人ビリヤード”というジャンルが
大きな広がりを見せていると
言っても過言ではありません。
未体験の方はぜひ一度、
職場の仲間を誘ってご参加ください。
次回は7月29日に開催予定です。
(了)