4/8(日)に『渋谷CUE』で開催された、
『第41回9ボールクラシック
10ボールチャンピオンシップ』。
177名が10ボール6ラック先取、
シングルイリミネーションで競い、
現球聖の喜島安広(セスパ)が
優勝を飾りました。
喜島選手は予選ラウンドを通過した後、
ベスト16から、
川連一斗選手、野間高章選手、
小宮裕樹選手を倒して勝ち上がり、
最後は酒井賢一選手を6-3でくだして
優勝を飾りました。
優勝:喜島安広(セスパ)
2位:酒井賢一(プールカイザー)
3位:小宮裕樹(ブラッキーズ)
青木聖(セスパ)
喜島選手は、2012年以来2度目の
9ボールクラシック
10ボールチャンピオンシップでの
優勝となりました。
決勝の喜島vs酒井というカードは、
2011年(第20期)の球聖戦の
球聖位決定戦の再戦でもあり、
今回も喜島選手が勝っています。
ちなみに、今回の準決勝では、
喜島安広vs小宮裕樹という、
1週間後の『球聖位決定戦』で、
見られるかもしれない対戦が
実現していたことも付記しておきます。
…………
今回、決勝ラウンド(ベスト16~)では、
「チェスクロック」を使った
「持ち時間制」のタイムルールが
初めて採用されました。
今回は両選手それぞれ
持ち時間「40分」からのスタート。
撞き終わった時に自分側のスイッチを
ポンと押すと、自分の時計が止まると同時に、
相手の時計が動きます。
持ち時間を使い切った後は、
従来のショットクロック
(30秒。エクステンションなし)に
移行するというルールでした。
採用の目的は、試合時間のスリム化です。
マイターンでの時間の使い方に
プレイヤー自身が自覚的になることで、
キビキビした動作・判断に繋がり、
一試合トータルで見た時の時間短縮に
効果があるのでは、という考えです。
また、タイムキーパー用の人員が
「ほぼ不要」なので、
導入のしやすさもメリットでしょう。
プレイヤーとしては、
簡単な球ではサクッとこなし、
難しい球ではじっくり時間をかけて……と
ペース配分がしやすくなると思います。
そして例えば、
マスワリの9番(10番)をミスして、
相手に9番(10番)を入れられた、
というようなケースでは、
自分の時間だけはみるみる減るのに
得点にはならないので、
心理的ダメージは結構なものがありそうです。
今回は試験導入という意味合いが強く、
押し忘れるシーンも度々見られましたが、
9ボールクラシックでは次回以降も
決勝ラウンドではチェスクロックを
採用する方向で検討中とのことなので、
機会があればまたご紹介します。