この仕事をしていると、
思わぬ所で思わぬ再会があります。
2月の『BAATA OPEN』で沖縄を訪れた際、
以前自分が撮影した
カスタムキューとの出会いがありました。
それがトップ画像の手前の2本、
『Gina 50th model』(ジナ50周年モデル)と、
『Tonkin』(トンキン)です。
この2本は、かつてUK Corporationで撮影し、
BDで記事にしました。↓
Tonkin 記事:
「〈BD〉カスタムの輝き・『トンキン』編」(2016年)
……
そして、この記事を見てくださった
沖縄在住の島袋さんが、
2本ともUK Corporationから購入。
ジナは自身のプレーキューとして使用。
トンキンはのちに沖縄トップアマの一人、
浜田宗一郎選手に譲りました
(浜田選手の今のプレーキューになってます)。
トップ画像の奥の2本は、
また別のトンキンと、
『Black Boar』(ブラックボア)。
これも島袋さんの所有物で、
New Artで購入したとのこと
(さらに他にもキューをお持ちだそうです
……すごい)。
カスタムのキューにカッコよさに魅せられ、
探求・鑑賞・所有し、
使ってみてますます惚れ込み、
気付いたら本数が増えていた、という島袋さん。
関東にまで足を伸ばし、カスタキューを
取り扱っているショップを訪れたり、
展示会(『TOCN 2nd』)にも行ったとのこと。
「あの記事が購入のきっかけでした」
と言われるのは、嬉しいと同時に
身の引き締まる思いもします。
50thジナで撞かせていただきましたが、
BDが今まで手にした中で
最高のサウンドを奏でるキューでした
(トビもそんなになくて使いやすかったです)。
怖くてハードショットは出来なかったですが……。
※島袋さん、写真の掲載許可をいただきまして
ありがとうございました。
…………
BDの実感として、
日本におけるキューのマーケット、
特にカスタキューのマーケットが
近年再び活況を呈しているように感じます。
ビリヤードを再開する「ハスラー2世代」が増え
(「カムバック組」とも)、
それとともに往時のカスタムキューが
市場に流れてきたり、再評価されたり。
カムバック組がビリヤードを休んでいた間に
出て来た新興~中堅メーカーのキュー
(カスタムキュー、ハイエンドキュー、
新技術キューなど)が、
改めて注視されたり……という現象があります。
国内外のネット通販サイトを利用して
キューを購入するプレイヤーも増加の一途。
そういった動きがキューマーケットを
活性化させているのでしょう。
…………
一つ前の記事でお伝えしたように、
ちょうど今アメリカでは、年に1度のイベント、
『SUPER BILLIARDS EXPO』が開催中。
キュー探偵「K」や、
UK Corporationを始め、
いくつかの日本ビリヤード企業・個人が、
出展・参加しています。
果たして今回は
掘り出し物のカスタムキューはあるのか!?
日本にいるBDも
"釣果報告"を楽しみにしています。