私はDetective K。
ビリヤードキューの調査を引き受ける探偵だ。
周囲からは”K”と呼ばれている。
Day 1レポートから一日置いて、
『スーパービリヤードエキスポ』
調査その3だ。
現在真夜中の午前1時。疲れはピークだ。
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4月13日、エキスポ2日目。
本日から本格的な活動開始。
アマチュアトーナメント、
プロトーナメントともフル回転となる。
150台以上の試合テーブルが、
朝9時から全て埋まる状況は日本では考えられん。
プロトーナメントも、
ベテランから若手まで、
強豪プレイヤーが本領を発揮。
どのテーブルに注目すべきか迷うほど。
一回転ごとに払う入場料10ドルが安く感じる。
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ブースエリアでは、キューの販売や
トレードが盛んに行われている。
ブースの数は以前ほど多くはないものの、
実物を見て比較しながら買えるメリットは大きい。
常に財布と相談しながらのショッピングで、
時間はあっという間に過ぎる。
その中でも注目は、ACA
(アメリカン・キューメーカーズ・アソシエーション)の、
展示キューから選ぶ人気投票。
明日夜の発表を楽しみに、
オレも一票を投じた。
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4月14日 エキスポ3日目。
土曜日ともなると、入場者の出足は早い。
自動車で来場する参加者ほぼ100%のため、
駐車スペースの確保が最重要だからだ。
最悪、10分以上歩かなければ
たどり着けない場所へ駐車すると、
その後の苦労は並大抵ではない。
アマチュアトーナメントでは、
65歳以上のスーパーシニア部門や、
U12とU17に分かれたジュニア部門も
今日から開催。
そのため、テーブルは常にフル回転状況だ。
また、日本からやってきて出展したブースも、
口コミで評判が広がり、
どこも忙しくなってきた。
エキスポ終了後に開催された
ACA主催晩さん会で、来場者による
投票の結果が発表された。
1位:ジャコビー
2位:ペシャウアー
3位:トンキン
……と、まぁ順当な結果だった。
それぞれのキュー詳細は、改めて紹介する。
また、今年の
「キューメーカー・オブ・ザ・イヤー」には、
クリス・ニッティが選出された。
長年に渡るマジメなキュー製作、
ネオクラシックなデザインが評価された結果だ。
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というわけで、駆け足の報告だ。
エキスポ終盤、まだまだ伝えきれない
トピックをまたレポートするぜ。
よろしくな、BD!
(to be continued…)
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