9ボール・10ボール・英国式8ボールの
世界チャンピオン、
D・アプルトン(イングランド)が
発起人/プロモーターとなり、
昨年立ち上げられた、
新ビリヤードプロツアー『World Pool Series』
(以下、WPS)。
昨年は予定通り4戦を開催しましたが、
「ワールドトッププロ達揃い踏み」とまで行かず、
少しずつエントリー数も減少。
今年はどうなるのだろうと訝しむ声もあった中、
先週末、第1戦が開催されました
(日本では『北海道オープン』がありました)。
エストニアのトッププロ、
デニス・グレイブがWPS初優勝を飾っています。
日本(JPBA)からの参戦はありませんでした。
…………
正式名称を、
「Aramith 9-Ball Players Championship」
と言うこの第1戦。
舞台は昨年同様、ニューヨークのビリヤード場、
『スタインウェイ』。
エントリーは32名だったようです。
WPSとしては初めて、
種目に9ボール(9オンフットラック)を採用。
ダブルイリミネーション→
シングルトーナメント(ベスト8~)という
フォーマットで行われた本大会。
グレイブはベスト8で
P・マコネン(フィンランド)を13-3、
準決勝でD・オルコロ(フィリピン)を13-8で
破ってファイナルへ。
決勝戦では、1週間前のユーロツアー・
オーストリア戦の決勝で敗れた相手、
A・カザキス(ギリシャ)との再戦となりましたが、
今回はグレイブが17-7で
カザキスに勝利しています。
優勝:デニス・グレイブ(エストニア)
2位:アレックス・カザキス(ギリシャ)
3位:デニス・オルコロ(フィリピン)
クリス・メリング(イングランド)
…………
なお、注目選手の一人、
J・ショウ(スコットランド)は、
初戦でドイツのヤングスター、
J・フィラーに勝った後、
ロシアの新鋭、F・ゴーストに
1-11と大差負けを喫し、敗者ゾーンでは
カナダのJ・モラに敗れています。
また、昨年のWPSで2勝を挙げ、
USオープンでも準優勝と、
一躍トッププロの仲間入りを果たした
アルバニアの19歳、エクレント・カチは、
勝者側でJ・クラット(カナダ)に敗れ、
敗者側で2つ勝った後に
敗者最終でメリングに敗れています。
WPS創立者のアプルトンは出ていません。
アメリカNo.1スタープレイヤー、
S・V・ボーニングも出ていません。
…………
今年のWPS年間スケジュールですが、
次戦(第2戦)は、6月7日~10日開催。
種目は10ボール。
第3戦は、9月27日~30日開催。
種目は8ボール。
そして、最終戦(第4戦)は、
10月29日~11月2日開催。
種目は未定のようです。