4月にアメリカ・フィラデルフィアで
開催された、
『2018 SUPER BILLIARDS EXPO』
(以下『SBE』)。
現地に赴いていたNEW ARTの
カスタムキュー担当者のお眼鏡にかない
日本へやってきたキューを
何本か見せていただきました。
今回はまず、
精細技巧と美デザインを
兼ね備えた人気メーカー、
『Tonkin Custom Cues』
(代表はピート・トンキン氏)の
2018年モデルをご紹介します。
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● Tonkin #2255
なんといっても、
寒色系ベニアの美しいグラデーションが
漆黒に映えます。
ベニアは外側から、
メイプル・水色・紫・水色・メイプル
という配色で、
長く伸びた剣先とあいまって、
クールで理知的な印象を与えます。
スリーブはエボニーストレートで、
エルフォリン・ジュマ・シルバーから
成るリングが上下を締めています。
バット構造には、
他のトンキンキューと同じく、
パープルハートコアと
縦割り8分割のラミネートグリップを採用。
バット内部に金属パーツは使っておらず、
ソリッドな打感が手に伝わります
(グリップには牛革を巻いています)。
シャフトは2本付属で
ともに純正ノーマルシャフト。
ジョイントは3/8-10山ですが、
トンキンオリジナル規格となっており、
通常の3/8-10山とは太さが異なります。
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トータルで見ると
数あるトンキンのキューの中では
シンプルな部類に入ると思いますが、
日本人好みの潔いデザインではないでしょうか。
少し離れたところから見ても、
薄暗いところで見ても、
黒と青の明瞭なコントラストが目を引きます。
丁寧な仕事ぶりと誠実な人柄でも知られる
トンキン。
ますます評価を高めている
トップメーカーにご注目ください。
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次回は、
SBEからNEW ART担当氏が持ち帰って来た、
別メーカーのキューをご紹介します。
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