神奈川県川崎市にあるビリヤード場、
『スミヨシ』が創業50年を迎えました。
それを記念して、5/3(木・祝)に
『祝50周年パーティー』が開催。
同店のビリヤード・ダーツのお客さん、
現役スタッフ、スタッフOB、
同店で活動する慶應義塾大学の
ビリヤードサークル『Tight Luck』の
メンバーなどが集まり、
お昼過ぎから夜まで、
アットホームな雰囲気のなか、
思い出話に花を咲かせながら、
即興ダブルストーナメントや
ビンゴ大会などを楽しみました。
…………
隣町に住むBDも、店長を務める
早瀬優治プロ(JPBA)にお誘いいただきました。
別の取材を終えてから向かったため、
到着時刻がかなり遅くなり、
すでに帰られた人もいましたが、
久しぶりに会う方もいて、
楽しいひとときとなりました。
店内には、50年の歴史と、
マスターの吉田さん
(この日は体調不良で不在)の
几帳面なお人柄を物語るような
「ビリヤード資料コーナー」も。
写真のボールは象牙製です。
早瀬プロはつい最近、
吉田マスターの日記を見て、
スミヨシが50年前の
「1968年5月2日オープン」だということを
はっきり確認したとのこと。
それから半世紀。
ダーツが導入されたり、
2012年には大きなリニューアルも行われましたが、
場所も建物も変わっていません。
スミヨシに一度でも訪れたことがある方なら、
この古めかしい建物が
よく50年の月日を持ちこたえたなと、
まず思うのではないでしょうか。
そんな「スミヨシ育ちのプロ」、
早瀬プロのコメントです。
早瀬優治・談:
「今日はたくさんの方に集まっていただいて、
とても嬉しく思っています。
50年も続けてこられたのも、
皆さんに支えられてきたおかげ。
これまで遊びに来てくださった方や、
働いていたスタッフたち、
そして関わってくださった全ての方に、
今日はマスターがいませんので、
マスターに代わって
『ありがとうございました』と言いたいです。
僕が初めてスミヨシに来たのは26年前。
15歳の時でした。
通うようになったのは17歳からで、
基本的にはずっとお客さんとして来ていましたが、
たまにヘルプでバイトに入ることもありました。
そして、2012年のリニューアルから
店長として働かせてもらっています。
僕はここで育ったと言って過言ではありません。
思い出は色々とありますが、
夏場は暑く、冬は寒く、エアコンは故障中で……、
それがスミヨシです(笑)。
僕にはビリヤードの師匠と呼べる人はいませんが、
スミヨシでいろんな人に教わりました。
Cクラスの時から通ってますが、当時は
よくAクラスの人と5-9をやって揉まれました。
僕だけでなく、日本中からビリヤードが
好きな人が集まって、ここで球を撞いて、
寝泊まりしていったこともあります。
自分が店長として働くようになってからも、
新しいお客さんとの出会いがたくさんありました。
今日も来てくれてますけど、
サークル『タイトラック』のメンバーなど、
若い人たちが来てくれるのはやっぱり良いですね。
これからも、色々な人が集まり、
新たな交流が生まれていくような場で
あることを願っています」
(了)