4/21から5/7まで17日間に渡って、
例年同様、イギリス・シェフィールドの
『クルーシブルシアター』で行われていた
『2018スヌーカー世界選手権』。
ファイナルは
マーク・ウィリアムスvs
ジョン・ヒギンズという
1975年生まれのベテラン対決に。
フレームカウント7-7から、
ウィリアムスが7フレーム連取で14-7へ
ジャンプアップ。
しかし、そこからヒギンズが猛追を見せ、
16-17まで肉薄する展開に。
第34フレームはウィリアムズが
69点ブレイクも絡めてフレームを取り、
フレームカウント18-16で優勝。
ラストフレーム〜表彰式の動画。↓
「すごい試合だったね。
最後のブレイクは
これまでの人生で最もプレッシャーを
感じたもののの一つだった。
クルーシブルでのファイナルで
ジョン(・ヒギンズ)と撞けたことが
信じられないほど嬉しく、
また自分が勝てて本当に幸せだ」
(試合後のウィリアムス)
ウィリアムスは2000年、2003年に続く
3度目の世界一に輝きました。
一方、敗れたヒギンズは5度目の戴冠ならず、でした
(1998、2007、2009、2011)。
2018 World Snooker Championship Result
優勝:マーク・ウィリアムス(ウェールズ)
2位:ジョン・ヒギンズ(スコットランド)
3位:カイレン・ウィルソン(イングランド)
バリー・ホーキンス(イングランド)
なお、ディフェンディングチャンピオンの
マーク・セルビーはベスト32で
ジョー・ペリーに敗北。
注目のロニー・オサリバンは
ベスト16でアリ・カーターに、
そして、ジャッド・トランプは
ベスト8でヒギンズに敗れています。
※今大会のより詳しいレポートは、
日本のスヌーカーブログ、
The Fisrt Breakで数回に分けてアップ中。
準決勝〜決勝戦については
そろそろ記事が出てくると思います。
…………
そして……、
ウィリアムスは大会中に宣告した、
「もし優勝出来たら、裸で記者会見をやる」
という“公約”を有言実行。↓
「もし来年も勝ったら、次は裸で側転しようか」
とも語ったようです。
43歳での優勝は、
1978年に当時45歳で優勝した
レイ・リアドンに続く記録で、
前回優勝からの間隔が15年も空いた選手は
ウィリアムス以外いないそうです。
ランキングイベントでは6年間勝てず、
一時は引退も考えたウィリアムスでしたが、
『サイトライト』メソッドに出会い、
狙いや構えが劇的に改善し、
また勝てるようになったとのこと。
今季はランキングイベントで3勝。
今季20あったランキングイベントのうち10を、
ウィリアムス、ヒギンズ、オサリバンの
「1992年プロデビュー組」が分け合いました
(ウィリアムス3、ヒギンズ2、オサリバン5)。
スヌーカーの2017/2018シーズンはこれで終わり。
来季もベテランたちが頑張るのか。
それとも、以前BDで紹介した若手たちが
先輩以上の活躍を見せるのか。
来シーズンも面白くなりそうです。