世界各国から32チームが集まり、
5/15(火)から中国・上海で行われていた、
9ボールダブルスの国別対抗戦、
『World Cup of Pool 2018』
(ワールドカップオブプール)。
6日間の全日程がさきほど終了。
開催国・中国のAチームが優勝を飾りました。
優勝:中国A(呉珈慶&劉海濤)
2位:オーストリア(A・オーシャン&M・ヒー)
3位:中国B(王銘&孔德京)
台湾(張榮麟&鄭喻軒)
(※日本は17位タイ)
…………
中国Aは、元台湾国籍で、
16歳の時に世界チャンピオンになった「神童」、
呉珈慶(ウージャーチン)と、
表情が、仏頂面1・仏頂面2・しかめっ面の
3つしかない”必殺仕事人”、
劉海濤(リュウ・ハイタオ)というペアです。
中国Aはベスト32から、
エストニア、オーストラリア、スペイン、
そして、優勝候補の一角・台湾を倒して
ファイナルへと進み、
最後はディフェンディングチャンピオンの
オーストリア(A・オーシャン&M・ヒー)に、
10-3で勝利しました。
この決勝戦、序盤はほぼ互角でしたが、
第8ラックがターニングポイントでした。
オーストリアが1番から取り切って行くものの、
最後に出しミスをしてしまい、
9番を難しくしてしまったので、
コーナーバンクアンドセーフをチョイス。
セオリー通り、短クッションの
真ん中辺りに9番を残しましたが、
これを呉珈慶が
ズバッと縦バンクで決めて5-3に。
そこからマスワリ4連発も含めて
怒涛の5連取で上がりました
(最後は劉海濤もさすがに笑顔でした)。
これで中国は、2007年、2010年に続く
3度目の優勝です。
過去2回は李赫文&傅剣波というペアだったので、
呉珈慶&劉海濤ペアにとっては
実質的に今回が初優勝。
さしもの呉珈慶もこの舞台では
ちょこちょこミスをしていたのですが、
ピンチをチャンスに変える
ショットメイキングが図抜けてます。
いずれきっと、どこかにまとめ動画が
出て来ると思います。
…………
それと、
オーストリアvs中国Bの準決勝を見ていて、
「ああ、決勝戦は
中国A vs 中国Bの同国対決か……」と
多くの人が思ったのではないかと思いますが
(BDもその一人ですが)、
8-8のヒルヒル時、
上がりの9番を王銘が痛恨のミス。
オーストリアが九死に一生を得ました。
その「まさか」のシーンは、
DAZNの「見逃し配信」でも見られるので、
気になる方は要チェックです。
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