〈BD〉ボーニング、ホームでの練習動画/新USオープンとモスコーニカップについて語る

 

『USオープン』で5度の優勝を誇る、

アメリカNo.1プレイヤー、

シェーン・バン・ボーニング。

 

地元はアメリカ中西部、

サウスダコタ州のラピッドシティ。

 

スーフォールズ(約16万人)に続く、

サウスダコタ第2の都市(約7万人)。

 

ブラックヒルズ国立森林公園に近いことから

観光業が、農業とサービス業に

並ぶ主要産業です。

 

そのラピッドシティ中心部にある

ビリヤード場、『Break Room』が、

ボーニングのホームグラウンド。

 

そのBreak Roomで、今年2月、

ボーニング本人が撮った練習動画が

公開されています。↓

 

約1時間15分。

 

 

広くてすっきりとした店内。

 

カウンター席寄りに置かれた

このダイヤモンドテーブルが、

彼のホームテーブルなのでしょう。

 

キャップをかぶったボーニングが、

終始一人で9ボールを撞いています。

 

ほとんど的球を飛ばしません。

 

固定アングルの撮りっぱなし映像ですが、

好きな人であればずっと見ていられるでしょう。

 

面白いのは29分30秒頃から。

 

ボーニングがカメラ(スマホ)を持って、

お店の外に出たり、店内を案内します。

 

店外は雪(北緯42°~45°。日本なら北海道)。

 

愛車も見せてくれていますが、

そのナンバーが『RACKM 9』。

 

アメリカ人が好む言い回し、

「Rack'em up」

(Rack them〈= balls〉up)

=さあ(ラックを組んで)始めよう。

 

から付けているのだと思います。

 

その後ボーニングは店内に戻り、

自身が獲得したトロフィー・カップ・盾を

飾ってある一角を見せてくれます。

 

やはりUSオープンの盾が5つ並ぶ姿は壮観。

 

その後、お店のオーナーも紹介しつつ、

また9ボールの取り切り練習を始めます。

 

部類の釣り好き(淡水)で知られる

ボーニングですが、

「No fishing today」と語ってましたね。

 

……と、まあ、

本人にとっては普段通りの一日なのでしょうが、

トーナメントやイベント以外での

彼のこういう映像は貴重です。

 

…………

 

さて、そのボーニングの近況を。

 

来年4月にラスベガスで行われる、

「マッチルームスポーツ主催の

新USオープン」に、

 

一般エントリー受付開始日(6/4~)に

先んじて参加表明をしました。

 

マッチルームスポーツの

USオープン公式サイト

掲載されているコメントを抄訳すると

以下の通り。

 

ボーニング談:

 

「マッチルームがUSオープンを引き継いだことは、プール(ポケットビリヤード)界において、『IPT』以来となる最高の出来事だ。

 

(※『IPT』とは2005年~2007年にアメリカで数回行われた、巨額の賞金とメジャースポーツ然とした見せ方を売りにした8ボールツアー。短命に終わった。ブレイク直前のボーニングやD・アプルトンも参加していた)

 

僕が初めてUSオープンで優勝したのは2007年(※この年、銘苅朝樹・元プロが3位入賞を飾っている)。その時点で僕にとって最も大きな業績で、自分が参加した中で最もタフなトーナメントだった。特にR・アルカノとの決勝戦はね。彼は当時のNo.1プレイヤーで、僕は売出し中の若手だった。

 

その2007年大会を含めて5回優勝したけれど、自分でも未だに信じられないよ。いつだって世界一厳しいトーナメントだからね。

 

来年4月、ラスベガスのマンダレイベイで開催される新USオープンが待ち遠しい。しかるべき開催地・レベルだと思う。多くのファンが大会をもり立ててくれることを期待しているよ」

 

…………

 

一方でボーニングは

6/1に自身のFacebookで、

 

今年12月の『モスコーニカップ』について

自身の思いを綴っています。

 

モスコーニカップは、

新USオープンと同じく

マッチルームスポーツが開催している

アメリカvsヨーロッパの対抗戦で、

プール界では最も人気のある

TVマッチとなっています。

 

そこに出る両チームのメンバー

(アメリカ5名・ヨーロッパ5名)は、

近年は様々なトーナメントを対象とした

年間ポイントランキングで決めていますが、

 

ボーニングは

 

「全てのポイント対象試合に出るのは

スケジュール的にかなり厳しいし、

家族や友人との時間も大切にしたいので、

今年は全てに出るつもりはない」

 

と表明しています。

 

ポイント配分が大きいであろう

USオープンなどのビッグイベントで優勝すれば、

一発でメンバーに選ばれる可能性はありますが、

 

中小のトーナメントにくまなく参加して

ポイントをコツコツ集めていくようなことは

今年はしないということです。

 

「メンバーに選ばれる可能性は

大きく下がってしまうと思うが、

モスコーニカップを軽視している訳ではないし、

もし選ばれれば、もちろん国を代表する身として、

チームのために全力を尽くす」

 

とも述べています。

 

8年連続で負けているアメリカ。

 

そこから実績No.1のボーニングが

抜けてしまうと、さらに勝利が

遠ざかってしまうのではないかと

考えざるを得ませんが、

彼のこの決定がどう出るでしょうか。

 

マッチルームにとっても

最重要キャストの一人のはずなので、

特別な措置があるのかも……!?!?

 

…………
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