5月にラスベガスで行われた
エキシビションマッチの映像です。
場所はラスベガスのビリヤード場
『グリフス』。
10ボールの3ラック先取という
フォーマットで、
フィリピンの「マジシャン」「神」、
エフレン・レイズと、
中国が誇る現役世界女王、
陳思明(チェン・ シミン)が
プレーしています。
約28分。↓
この2人にとって3ラック先取は
非常に短いものですが、
セーフティ&空クッションの攻防や、
鋭いオフェンスショットが詰まっていて、
なかなか見応えのあるゲームになっています。
両者ともリラックスして撞いており、
笑顔や派手なショットも散見されます。
時間を止めるような
陳のタメのあるストローク、
やっぱり美しい……。
…………
このイベントの背景を少し説明すると……。
ラスベガスのあるネバダ州では、
今年から5/18が
「アジアンカルチャーデイ」として
制定されたとのことで、
それを記念した公式行事がいくつかあったようです。
その一つとして、ビリヤードの大会
(「The 1st Annual Asian Culture Day Pool Tournament」)
もあり、
カジノホテルの『オーリンズ』を舞台にして、
アマチュアの部と、
男女それぞれのプロの部が開催されました。
もちろん、レイズや陳思明は
プレイヤーとしてそこに参加しています。
女子プロトーナメント(10ボール)の
優勝はK・フィッシャーで
2位が陳思明。
男子プロトーナメント(10ボール)の
優勝はフィリピンの売出し中の若手、
J・アラナスで、2位がC・メリング。
レイズは5位でした。
…………
レイズvs陳思明のエキシビションマッチは、
大会に付随したアトラクションとして
企画されたもののようです。
(この動画主の、アメリカ在住台湾人である
FaDa Vlogs氏が取り仕切っていた模様)
ちなみに、レイズ側は
この一連のアメリカ遠征を、
今年1月にドイツで行ったものと同じような
「引退ツアー」として
公式に認めているようです。
球を見る限り、
まだまだ引退には早いように思いますが、
今後アメリカに選手として来ることが
なくなる(少なくなる)
ということでしょうか。