まず先に告知ですが、
8/19(日)にバグース所沢店にて
『9ボールトーナメント』が開催。
バグースインストラクターの
後藤田佳奈プロと佐原弘子さんが参加します。↓
定員48名(男女どちらでもエントリー可)。
9ボールのハンデ戦で行われる本大会。
参加希望の方は所沢店に電話かメールにて、
もしくはバグース各店フロントにて
ご本人様が直接お申込みください。
所沢店・電話:042-926-9933
※本イベントについて詳しくはこちら
…………
……ということで、本稿ではバグースの
女性インストラクターをご紹介します。
現在、バグースには
10名のインストラクターが在籍。
そのうち女性は橋本友香プロ、後藤田佳奈プロ、
佐原弘子さんの3名。
バグースのインストラクターは、
有料レッスンを行うだけでなく、
お客さまとコミュニケーションを取りつつ
無料ワンポイントレッスンを行ったり、
ビリヤードの備品や道具のメンテナンスの
チェックをするなど様々な仕事があります。
どの店舗でもインストラクターが出勤する日は
お客さんの出足が良く、
有料レッスンも人気を博しているのだとか。
今回は3名のバグース女性インストラクターが
「レッスンの時に大事にしていること」を
一人ずつうかがいました。
…………
橋本友香 はしもとゆか
勤務ペース:週3~4回
店舗:六本木店、所沢店、新宿西口店、吉祥寺店
バグースインストラクター歴:17年
JPBA30期生
バグースの女性インストラクターと言えば
まずはこの方、橋本プロ。
チーフインストラクターの
西尾祐プロに次ぐ17年のキャリアを誇り、
一時は大病を患いましたが、
2年半前に復帰しています。
「私はプロデビュー時から『底辺拡大』を活動理念にしていました。試合に勝つような強いプロではないけど、教えることは出来る。私は身体も大きくないですし、苦労しながら学んできた方なので、お客様に近い存在のインストラクターになれるんじゃないかと思って打ち込んできました。
今思えば以前は『上達ありき』で『上手くなってもらわなくちゃ』というこだわりの方が強かったですね。だけど、ここは学校じゃないですし、継続は楽しさの上に成り立つものだと思いますから。お客様が『やらなきゃ』で来るのではなく、『やりたい』『撞きたい』で通ってくれるように数年前から教え方を見直しました」
現在、中学生の女の子から90代のご婦人まで
幅広く教えている橋本プロ。
どんな人に教える時も、大事にしていることは
「対話」と「距離感」だと言います。
「お客様が『何を目的に、何を覚えたくて』レッスンに来られたのか、いっぱいお話をしながら進めています。『TVで見たあのショットがやりたい』と言われたら、以前は『まだ早いですよ』と答えていました。でも今は、興味関心を抱いたことにまず答えを差し上げるようにしています。TVのショットをやってみたら出来ない。なぜ出来ないかっていうと、ブリッジがグラグラしてるから。じゃあ、ブリッジから覚えましょう。そんな形でその方に合わせた教え方を心掛けています。
でも、先生―生徒という縦の関係だと、お客様も遠慮してしまって希望を言い出せません。だから、横の関係で同じ目線の高さでいられるように。それがお客さまにとって聞きたいことを聞きやすい距離感に繋がると思います」
…………
続いて、バグースインストラクターになって
丸3年が経過したという後藤田佳奈プロです。
後藤田佳奈 ごとうだかな
勤務ペース:週3回
店舗:横浜店、新宿西口店
バグースインストラクター歴:3年
JPBA45期生
後藤田プロがバグースで働くようになって
驚いたのは、「遊び・レクリエーションとして
ビリヤードを好んでいる人の多さ」
だったのだとか。
「バグースには競技プレイヤーではない一般のビリヤード好きの方や興味を持っている人がこんなにいるのかと。私は以前、いわゆる球屋に行くことが多かったので、そのギャップに驚きました。こういう方々にビリヤードをより好きになってもらったり、来店頻度を増やすきっかけを作ること。インストラクターとして、そこにとてもやり甲斐を感じています」
教える側としては、以前は
「プレイヤーとしての自分の感覚」を
基準に考えることが多かったけれど、
今はまずお客さまの目標やゴールを
見極めることを大事にしていると言います。
「その当時自覚はありませんでしたが、今思えば以前の私は厳しいインストラクターでした。上達させるのに超必死(笑)。レッスンを受けに来てくれるということは、上手くなりたいから。じゃあ、普段もたくさん撞きましょうねと。でも、ビリヤードをしたいと思うペースや目標は様々ですし、競技志向の人ばかりでもありません。そこに気付いてからは、それぞれが楽しく目標に近付いていけるような教え方に変わってきたと思います。
そのおかげか、レッスン希望者が増えましたし、皆さん、すごく楽しそうに取り組んでおられます。ビリヤードそのもの、レッスン、上達すること。この3つを楽しいと思ってもらえるのが私の喜び。『後藤田さんのレッスンを受けたから出来たよ』と言われるとすごくやり甲斐を感じます」
…………
最後に紹介するのは、バグースの
インストラクターになってまだ4ヶ月。
日本女子トップアマ選手としても
知られる佐原弘子さんです。
佐原弘子 さはらひろこ
勤務ペース:週2回
店舗:錦糸町店
バグースインストラクター歴:4ヶ月
元女流球聖(アマ)
もともと学校の教員や塾講師など教える
仕事に就いていた経歴を持つ佐原さんは、
「いずれはビリヤードを教えてみたい」
という思いを抱いていたのだそう。
今年4月にバグースに入り、研修期間を経て、
5月から錦糸町店で勤務しています。
「ビリヤードを教えることの難しさと楽しさを日々感じています。30分あるいは1時間という枠の中での時間配分や、伝え方や言葉の選択……一言で言えば、『その人がピンと来る教え方』が出来るかどうかが難しいところ。でも、お客さまが理解してくださって、思ったように撞けて、笑顔になっているのを見るとこちらも嬉しくなってきます。
お客さまにとってお金を払って受ける価値のあるレッスンだったか。それを常に考えているんですが、そうすると伝えたいことがどうしてもたくさんありすぎて、時間が足らない気がしてしてくるのが悩みと言えば悩みですね」
教える仕事の責任の大きさを知る
佐原さんだけに、教え方を日々
模索し続けている様子が伝わってきました。
では、理想のインストラクター像とは?
「上手く教えられるようになることももちろん大事ですが、インストラクターの先輩方を見ていて、慕われる人になることが何よりも大事だと感じました。皆から愛される存在になれれば、レッスンの生徒さんもお店のお客様も増えて交流の輪が広がっていく。
最近、大学生のカップルが私の出勤日によく来てくれています。ビリヤードにどんどん興味を持ってくれているので、このまま継続的に遊びに来てくれるように上手く導いていきたいと思います」
…………
今回の取材で奇しくも3人が口を揃えていたのは、
「お客さまは一人ひとり、目標もレベルも
ビリヤードとの付き合い方も違う。
そこをいかに早く見極めて、
その人に合った教え方を考えられるか」
ということ。
それは女性インストラクターだけでなく、
バグース全インストラクターの共通認識です。
イチから基本を学びたい人も。
ピンポイントで知りたいことがある人も。
自分の状態を診察してもらいたい人も。
フォームを科学的に解析したい人も。
経験豊富なインストラクターたちが、
希望する内容や目標などをヒアリングしてから
教えてくれますので、お気軽にお問い合わせを。
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