昨日の
プロ入り初優勝を飾った、
田中潤プロの談話をお届けします。
プロ9年目の田中プロ、
これまで準優勝や3位入賞はありましたが、
遂に念願の初タイトルを獲得。
BDの計算では、
ベスト16から4試合をして
(相手は新井達雄、梅田竜二、
森雄介、小林英明という実績上位者)、
アベレージは「1.6」。
試合を見た印象の通り、よく当てていました。
表彰式直後にコメントをいただきました。
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Jun Tanaka
1982年5月7日生
千葉県出身
2010年JPBF入会
2018年『全関東3C』優勝
2016年『3Cプロトーナメント・グランツ戦』準優勝
他、上位入賞多数
『相馬』(東京・原宿)所属。
使用キューはADAM JAPAN
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――率直な今のお気持ちを。
「まだ実感が全然湧いていないですが……
本当に嬉しいです。初めての優勝なので。
全関東では2年続けて準決勝で負けていたので、
今回は最後まで頑張れて、本当に良かったです」
――1試合目(ベスト16)から、4試合を通して
終始良い内容で撞いていたように見えました。
「1回戦からすごく厳しい戦いで、
ラッキーもたくさんあったんですけど、
悩んだら攻めて行こうと思っていました。
弱気にはならず、攻めの姿勢で
勝ち上がって行けたのが良かったと思います」
――準決勝は相手(森雄介プロ)が終盤に
14点ランを出して、逆転で先に2モアに。
しかし、直後に田中プロが5点を取って上がり。
見応えある上がり際の勝負でした。
「あれはもう、相手が雄介なので。
ああやって当てて追い掛けて来るっていうのは
わかっていたので、そんなに驚かなかったですし、
あそこで自分に回って来ても、
そこまで慌てることはなかったです」
――決勝戦、緊張感は?
「ありました。
ただもう『普段通りやろう。冷静に冷静に』と、
それだけを心掛けていました」
――決勝戦の終盤、1モアまで行ってから、
2イニング「0」でした。
「最後の方はすごく緊張しちゃってました(苦笑)。
ただ点差はありましたので、
気持ち的に余裕があったという訳ではないですが、
『まだ慌てることはない』と思えていました。
決勝戦の序盤に先に僕が当てることが
出来ていたからああいう展開になったとも
思うので、それもラッキーだったと思います」
――1モアが当たった瞬間は?
「最後まで白(手球)だけ目で追っていて
……頭が真っ白になりました(笑)」
――今後に向けて、次の目標などを。
「僕は以前、
『BIG BOX』(高田馬場。閉店)時代に、
界敦康プロにだいぶ教わってきているので、
界プロのような、より大きな活躍が
出来るような選手になっていきたいです。
またここから頑張って行きたいと思います」
(了)