昨年の『USオープン』チャンピオン、
スコットランド出身の人気プレイヤー
ジェイソン・ショウ。
彼が今使っているキューが『PERI』(ペリ)です。
もともとビリヤードテーブルの販売会社として
1993年に設立され、
2011年に中国・天津に近代的な工場を構え、
『PERI』ブランドとして、
ベーシックタイプからハイエンドのプロモデルまで
様々なキューラインナップを生産しています。
社屋内にはショールームもあり、
近隣にはTVテーブルスペース付きの
ビリヤード場を構えるなど、総合的な展開を
見せるビリヤード企業でもあります(↓)。
そのPERIキューの数あるシリーズのうち、
いわゆるエントリー~スタンダードモデルの7本が
日本でも販売されることになりました。
いずれも他ブランドのキューとは異なる
ユニークかつ華美すぎないデザインを備え、
造りも工作精度もしっかりしている印象。
今回紹介する7モデル全て、シャフトはノーマルです。
試打まではしていないので
性能面の評価は出来ませんが、
これらのキューが2万円台~5万円台で
入手出来るとなれば、
十分に初めの1本やセカンドキューの候補に
入ってくるのではないでしょうか。
PERIキューは、
キューショップジャパンウェブサイト、
あるいは池袋『ロサ』内の
キューショップジャパンショールームで購入可能です。
シリーズごとに見ていきましょう。
…………
● 『PE』シリーズ ×2本
画像の奥側のブラウンのキューが『PE-01』。
手前の赤みがかったキューが『PE-02』。
PE-01は、パドゥークをベース材に、
パドゥークとメイプルから成る親子6剣が、
フォアアームとウッドグリップ上部と
スリーブの3箇所に入れられた、
斬新で手の込んだデザイン。
一方のPE-02は、パープルハートをベースに、
パープルハートとメイプルから成る親子8剣が
フォアアームとスリーブに入れられた、
定番的なスタイル。
両方とも、競技志向プレイヤーを中心に
人気が出そうな、シャープで精悍なデザインです。
…………
● 『EX』シリーズ ×1本
今回の7本の中で一番安価なモデルが
この『EX-6』。
ブラックウッドをベースに、
メイプルと赤く染色したココボロの
ダイヤ型インレイを入れたモデル。
実物を見ても、シンプルながら
落ち着きを感じさせるデザインで、
BDは一瞬「高いのかな?」と思ったのですが、
税抜き価格2万円台と聞き、驚きました。
※EX-6
…………
● 『V20』シリーズ ×4本
画像手前から奥に向かって、
『V20-C』
『V20-B』
『V20-Y』
『V20-G』
各色に染められたダイモンドウッド
(45枚の板を貼り合わせたラミネート材)を
バットに採用し、
パワーと剛性を高めているシリーズ。
フォアアームは「ストレート」
(デザインなし)ですが、スリーブには
ターコイズ、アバロニ、ジュマなどと、
銅ドットを並べるようにしてインレイが入れられ、
ジョイントカラー、バットキャップ、
ジョイントプロテクターなど細部の造りに
職人のこだわりが感じられます。
…………
さて、今回紹介するのは
PERIキューだけではありません。
同時期に日本に入って来た
『Eclat』(エクラット)キューケースもまた、
人気が出そうなアイテムです。
● 『ECA』シリーズ ×2本
手前側が『ECA-R』。
シルバーをベースにレッドとブラックという配色。
(※画像ではわかりにくいですが、
裏側がブラックになっています)
そして奥側は『ECA-O』。
ブラックとオレンジのツートン。
軽量かつ堅固なABS樹脂のケースで、
ダイヤルロック付き。
3B4S(バット3本×シャフト4本)を収納。
キューを入れるインナーは
柔らかなナイロン素材で出来ていて、
インナーユニットごと取り外し可という
ところが大きな特長。
バット収容部にはジッパーが付いていて
ラバーグリップタイプのバットも
出し入れしやすいです。
ケース内部の持ち手近くには
小物を入れるスペースもあり、
チョークやグローブなどが収まります。
スマートでお洒落なデザイン&フォルムと、
実用性・堅固さを兼ね備えたケースと
言えるでしょう。
こちらも、実物を見たい方は、
池袋『ロサ』内の
キューショップジャパンショールームへ。