数日前にFacebookで
F・コーラーがシェアしていた動画です。
「イギリス式8ボール世界王者」であり、
「チャイニーズ8ボールマスター」の
ガレス・ポッツ(イギリス)。
近年は、2013年と2014年の
『チャイニーズ8ボールマスターズ』の
優勝者として知られています。
そのポッツの練習動画が以下のものですが、
チャイニーズ8ボールをやったことがあったり、
チャイニーズ8ボールのテーブルの特徴を
知っている人であれば、
この難しさがわかると思います。
1番から15番まで番号順に
ノーミスで取り切っていくドリル。
的球は中央に置かれた6番13番15番以外、
クッションタッチのようです。
ポケットビリヤードでも同じような
配置のドリルがあり
(というより、ボールの置き位置や
番号の配列を変えることにより、
全く同じものから応用型・亜種まで
任意に形は作れる訳ですが)、
いずれにしてもノーミス取り切りとなると
難易度は高いです。
ですが、ポッツはそれを
チャイニーズ8ボールのテーブルで
やっているというところが驚異です。
チャイニーズ8ボールのテーブルの
コーナーポケットは、
「角」(つの)の形状が丸くなっているため、
普通のポケットビリヤードテーブルと
比べると「受け」がだいぶ悪く、
的球のコースがズレると
ほとんど拾ってくれません。
入るコースに正確に乗せても
ショットスピードが速いとやはり弾かれます。
この動画でも7番の入り方を見れば、
シビアさがわかると思います。
ポケットビリヤードに慣れた目だと、
7番はまず入るであろうコースと
力加減でショットされていますが、
「カタカタ」してから入っています。
チャイニーズ8ボールのテーブルで
これが出来るのは、
チャイニーズ8ボールや
イギリス式8ボールや
スヌーカーの専門プレイヤーか、
専門でないにしても経験豊富な
一握りのトップ選手ではないかと思います。
それ以外の人にとっては、
とても”修行”"苦行"要素の強い
ドリルと言って良いでしょう。
ポッツは、一回り小さい
イギリス式8ボールのテーブル
(7フィート。ポケットの角はやはり丸い)でも
同じようなドリルをやっています。↓