今年も『レジャー白書2018』が
発行されましたので、
毎年恒例のデータ記事をお届けします。
例によってほぼ数字を
アップデートしただけの原稿ですが、
ご了承ください。
『レジャー白書2018』によると、
2017年に1回以上でも
ビリヤードをした人の数は、
およそ「270万人」でした。
…………
国内の「ビリヤード競技人口」を
正確に算出している
メディア・機関・個人はなく、
調べる手段もありません。
かろうじて目安になるであろう
という資料として、年1回発行される
『レジャー白書』が挙げられます
(公益社団法人・日本生産性本部発行)。
レジャー白書には、
様々なスポーツ・ホビー・レジャーに
「1年に一度以上参加した人数」の
推計値が出ており、
ビリヤードも対象となっています。
今年も新刊である『2018年版』
(※2017年のデータを掲載)が
発刊されたのでチェック。
レジャー白書は、
インターネット調査で
3,000サンプルを対象として
個人の余暇活動の実態を調べ
(今年は有効回答数3,214)、
推計人口を出すというやり方を
長年継続しています。
母数が少ないので、
特にマイナースポーツの数値は
実態からの乖離・振れ幅が大きいと思います。
BDもここに記している数字を
参考・目安程度にしか考えていません。
ちなみに、
2017年の参加人口Top 5のレジャーは、
「国内観光旅行/5,240万人」
「外食(日常的なものは除く)/3,980万人」
「読書(仕事・勉強を除く娯楽としての)/3,870万人」
「ドライブ/3,810万人」
「映画(テレビは除く)/3,420万人」
となっています。
…………
では、ビリヤードにまつわるデータを以下に。
■2017年ビリヤード参加人口:
およそ「270万人」
2017年に
「1回でもビリヤードをした人」の数です。
前年度から40万人アップという結果になりました。
繰り返しますが、これは、
遊びかスポーツかは関係なく、
『年に1回以上やった人』の数なので、
競技層の実態を正確に反映したデータ
(「競技人口」)ではありません。
大型アミューズメント施設などで
遊びでビリヤードに触れている人達、
いわゆる「ライトユーザー層」を
イメージしていただくと良いでしょう。
2003年からの、
ビリヤードの年間参加人口の推移は
以下のようになっています。
2003年 670万人
2004年 670万人
2005年 710万人
2006年 550万人
2007年 530万人
2008年 530万人
2009年 920万人
2010年 830万人
2011年 370万人
2012年 460万人
2013年 330万人
2014年 500万人
2015年 280万人
2016年 230万人
2017年 270万人 ←New !!
トップ画像はこれをグラフ化したもの。
2017年の他のビリヤードデータも
見ていきましょう。
■参加率:2.7%
※全回答者の中でビリヤードを
年に1回以上やった人の割合。
ちなみにカラオケで29.1%。
※この参加率(2.7%)に、
余暇活動が出来る15歳~79歳人口
(10,021万人)を掛け合わせて、
参加人口を推計している。
■年間平均活動回数:4.3回
■年間平均費用:5,100円
※用具代は含まず、プレーフィーのみ
■1回当たり費用:1,190円
BDをご覧になっている方は、
競技ビリヤードに取り組んでいる方の
割合が高いと思いますので、
費用も活動回数も、上記の数値とは
桁違いであろうと推察されます。
…………
補足データとして、
平成29年度(2017年)の、
『CSカード』登録者数は「6,569人」。
CS登録はしていないけれども、
「継続的な趣味」や「競技スポーツ」
として楽しんでいる人が、
この5倍~10倍はいるのではないかと
BDは推測していますので、
いわゆる「競技人口」は、
3万人~6万人ぐらいではないでしょうか。
また、ビリヲカさん調べでは、
国内のビリヤード場数は、
恐らく昨年と大きくは変わらず、
「約1,550軒」だろうとのこと。
……ということで、以上、
「レジャー白書に見る2017年ビリヤード参加人口」
でした。