190cmの巨躯でガンガン球を入れながら、
試合運びは冷静沈着。
現在ワールドランキング1位の
アルバニアの19歳、エクレント・カチ。
使用キューはプレデターで、
プレーがBLAK3-5、
ブレイクがBK RUSH。
そんな彼の
「マスワリ8連発・完全試合」の映像です。
約33分。↓
相手はA・パグラヤン。
ですが、パグやんはバンキング以外
1球も撞いていません。
(※高画質の動画はpovpoolサイトで
有料で見られます)
舞台はアリゾナ州テンピにある
大型スポーツバー、
『フリーザーズアイスハウス』。
試合名は、
『フリーザーズアイスハウスチャレンジ』。
これは1週間前に
『カリフォルニアビリヤード』で行われていた
アリゾナ版だったようです
(カリフォルニア州とアリゾナ州はお隣)。
開催日は今年7/13~7/15の3日間。
種目は1ポケットと10ボールがあり、
10ボール部門は96名定員で
8ラック先取。
優勝が誰だったのかなど、
最終的なリザルトはBDはわかっていません。
この試合映像は
「Day 2に撮られたもの」とあるので、
予選ラウンドの終盤か
決勝ラウンドの序盤でしょう。
ラックシート使用で、
レフェリー(運営スタッフ?)ラック。
ラック時、1、2、3、10番以外の
ボールの位置は毎ラック変えているようです。
カチのブレイクは毎回配置が良く、
トラブルの箇所も少なめで、
スーパーショットを要する場面はほぼありません。
試合後のインタビューでも、
「ブレイクが決まれば気持ち良く取れるよ。
8連発ぐらいは多くのプレイヤーが
やってることだし、特別なことじゃない」
という趣旨で語っています。
「僕は10連発があるよ」とも言っています
(そうBDの耳には聞こえました)。
それにしても、カチの
通常のシュートの安定感には驚かされます。
確立されたルーティンと
カチッとしたシューティングフォームがあり、
見ていてまず外れそうな気がしません。
ショット後の”残身”もパーフェクト。
スヌーカーのバックグラウンドを
持っていることもあり、
基礎的なショット動作が
若い頃に刷り込まれている印象です。
こんなプレイヤーが
19歳でアメリカをロードし、
こういったローカルトーナメントにも
出て武者修行を続けているのですから、
それは強くなる訳です。