先週末、茨城県で開催された
アマ全国タイトル戦、
女子級で優勝した
佐原弘子(さはらひろこ)選手の
談話をお届けします。
佐原選手は本大会の優勝で、
国内の4つの女子アマ全国タイトル
(女流球聖、アマナイン、アマローテ、
国体記念大会〈本大会〉)を全て制覇した
初の女子アマ選手となりました。
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Hiroko Sahara
1977年10月21日生まれ。
千葉県出身・在住。O型・天秤座
2012年~2015年『第4期~第7期女流球聖位』
2007年『全日本アマチュアナインボール選手権大会』
2014年『全日本アマチュアポケットビリヤード選手権』優勝
2018年『第17回茨城国体県民参加プログラム大会・アマチュアビリヤード都道府県選手権大会』
『全関東』優勝5回
他、優勝・入賞多数
『BAGUS』、『スピリット1』(千葉県銚子市)所属
使用タップは斬
プレー歴は約15年
※L級決勝戦映像(試合は10分頃からスタート)↓
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――まずは優勝の感想を。
「めちゃくちゃ嬉しいです!
勝ちたいと思ってましたが、
本当に勝てるなんて……という感じです」
――久々の全国タイトル、そして、
4大タイトルの制覇がかかった決勝戦。
思ったように撞けましたか?
ゲームボールが入った瞬間の気持ちとは?
「準決勝に勝って、
決勝戦に進出することが決まってから
試合開始までは、なるべく気負わず
平常心で臨もうと思っていました。
意識するといいことないですからね(笑)。
そして、決勝戦が始まって……
バンキングを取られて、
相手選手にマスワリをされた時に
一気に緊張が全身を走りました。
『このまま撞けないで
試合が終わったらどうしよう』
『回ってきたチャンスを
ものに出来なかったら……』
などというネガティブな発想も
頭に浮かんでいました。
なので自分のターンが来たら、
必死に、無心になって撞いてました。
最後のゲームボールが入った瞬間は
めちゃくちゃ嬉しかったです。
今まで張り詰めていた全身の力が
抜けそうになるくらい。
『あー、終わった。勝てた』
『やっと欲しかったタイトルが獲れた……』
っていう気持ちでいっぱいでした」
――最後、決勝戦の上がりは
5-9ダブルインでした。
あれは考えていたことですか?
「はい、想定内でした。
5番を入れると手球はどうしても9番に
当たってしまう配置だったため、
5番だけ入ってもよし、
9番だけ入ってもよし、
両方入ってもよし……というような、
3ウェイ的な考えがありました」
――ずばり、大会の勝因は
何だったと思いますか?
「正直に言いますと……
9ボールは運の要素が他のゲームに比べたら
多いゲームだと思うので、その運を
なんとかものに出来たことだと思います」
――2日間を通してカギになった試合と
その理由をお願いします。
「シングル一発目の試合(ベスト32)で
ヒルヒルの9番を飛ばしてしまいました。
ですが、それこそ運良く
とても難しい配置に残ってしまい、
相手選手も苦戦の挙句取ることが
出来なかったため、
私が勝ち進むことが出来ました」
――本大会は4ラック先取という
短いフォーマット。プレッシャーは
やはり強いでしょうか。
また、それにどう対処していましたか?
「このフォーマットはとても短く、
難しいものだと思います。
もちろんショートゲームという
プレッシャーはありますが、
それは相手選手も同じ状況な訳で……、
『全てが平等』だと思い込んで
乗り越えました(笑)」
――今回の優勝で国内の4つの
女子アマ全国タイトルを
全て制覇したことになります。
それは試合前から意識していましたか?
「正直意識していました。
というのも、
今まで達成した方がいないという点。
さらに自分の球撞きが
国体記念大会のフォーマットには
縁がないように感じられていたので、
いつまでも獲れないタイトルだ
という思い込み。
そういったことから、
余計に強く意識することがあり、
獲りたいけどなかなか獲れないという
もどかしさもあり、なんとしてでも
いつか勝ちたいという思いがありましたね」
――最後に今後の目標をお願いします。
「2016年の女流球聖位の陥落から
全国タイトルが獲れていませんでしたが、
今回また全国大会で勝つことが出来て、
とても嬉しく思っています。
応援してくださった方々、
本当にありがとうございました。
今後はオープン戦や海外の試合にも
出来れば参戦したいと思います!」
(了)
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佐原選手がインストラクターとして
勤務している『BAGUS錦糸町店』では
今回の優勝を記念して、
『祝勝会』を9/28(金)に開催。
また、バグース各店舗にて、
ビリヤードアイテムが10%~20%オフになる
『優勝記念セール』も行っています。
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