先週末、茨城県で開催された
アマ全国タイトル戦、
「A級」の部で初めて優勝した
群馬の米田允久(こめだ まさひさ)選手の
談話をお届けします。
(※L級優勝の佐原弘子選手の
談話はこちら)
アマ全国公式タイトル戦への参戦は
7年ほど前の『球聖戦』と、
今年の『都道府県対抗』ぐらいしか
記憶にないという米田選手。
SAクラスがひしめくフィールドを
勝ち抜けたのは
「いつ負けても仕方ないという
チャレンジャーの強みかもしれません」
と語ってくださいました。
実は米田選手は、
MEZZ / EXCEEDの2つの
キューブランドで知られる
MIKI(株式会社三木)のスタッフであり、
BDも日頃からお世話になっている方です。
優勝おめでとうございます!
…………
Masahisa Komeda
生年月日:1983年5月23日
出身地・在住地:大阪府・群馬県
血液型・星座:O型・双子座
プレー歴:約15年
所属ビリヤード場やクラブ:
『GPA』(群馬県ポケットビリヤード連盟)
使用キュー:プレー=MEZZ『EX』、
ブレイク=MEZZ『BC』、
ジャンプ=MEZZ『ハイブリッドジャンプ』
公式戦での主な戦績:今回が初タイトル。
2018年『都道府県対抗』群馬県メンバー
A級決勝戦の試合映像。↓
…………
――まず、優勝の感想を。
「本当に嬉しいというか、
まさか自分が勝つとは
思っていませんでしたので、
現実ではないような不思議な感覚です」
――決勝戦の上がり際、
7番からの3球取り切りの時は
どんな心理状況でしたか?
そして、ゲームボールが入った
瞬間のお気持ちとは?
「あの7番から8番へはどう出すのが
ベストなのか全くわかりませんでした。
とりあえず8番が入れられる場所ならいい、
あとはなるようになれという感じでした。
たまたま良い所に手球が出て
取り切れただけです。
試合後、『タツミ』(大阪)で
お世話になった斎藤慎太郎プロ(JPBA)と
電話で話をしましたが、
『7から8の出しはラッキーやったな~。
一歩間違えたら地獄やで』と
言われました(笑)。
ゲームボールを入れた瞬間は
『やっと終わった~』という感じでした」
――大会の勝因は何だったと思いますか?
「謙遜ではなく本当にラッキーだけです。
『もう負けた』と思うような場面で、
相手選手が普段ではしないような
ミスをしていたり。
なんとなく展開的に自分の方に流れが
傾いた試合が多かった気がします」
――2日間を通してカギになった試合とは?
「ベスト32の大阪の瀬戸山(巌)さんとの
試合だと思います。大阪時代にも
撞いたことがなく、まさか茨城で
初めて撞くことになるとは思いませんでした。
試合後に改めてご挨拶をし、
私が大阪出身である事をお伝えしたところ、
『頑張って』と言っていただき、
パワーをいただきました」
――本大会は9ボールの
5ラック先取という短いフォーマット。
緊張感やプレッシャーはありましたか?
「1球1球プレッシャーはありましたが、
自分にはビックタイトルすぎたのか、
逆にびっくりするくらい
緊張しませんでした。
ハウストーナメントの方が
よほど緊張しています(笑)。
周りがSAクラスの方ばかりだったので、
いつ負けても仕方ないという
チャレンジャーの強みが
あったのかもしれません」
――映像で見る限り、難球も含め
よく入れておられた印象でした。
シュート力・オフェンス力に
自信はありますか?
「とりあえず先球を入れて、
次の球へ繋ぐ事を心掛けています」
――他大会を含め、
全国公式タイトル戦の出場回数は
どのぐらいでしょうか?
今大会に出ようと思った動機とは?
「前職が土日の関係ない仕事でしたので
公式戦にはほとんど出れませんでした。
7年ほど前に1度だけ、『球聖戦』に
出たぐらいしか記憶にないです。
それと今年の『都道府県対抗』です。
今大会に出ようと思たのは……
開催地(茨城)が近かったからです」
――今大会にはどのような目標を
持って臨みましたか?
その目標は達成出来たと思いますか?
「目標はとりあえず
『1勝したい』というだけでした。
目標達成どころかおつりが来すぎました。
これは余談になりますが、
正直2日目に残るとすら思ってなく、
初日の夜の宿は取ってませんでした。
2日目に残ることが決まってから
焦って宿を探したのですが、
3連休の初日で空きが無く、
ギリギリカプセルホテルが
取れたという感じでした。
もちろん着替えも持ってなかったです。
2日間同じ勝負下着だったことが
勝因かもしれません(笑)」
――今後の目標や、
応援してくれた方へのメッセージなど、
最後に一言お願いします。
「今回、実力以上のタイトルを
獲ってしまいましたが、
それはそれで一生の思い出として消化し、
今まで通りビリヤードを
楽しんでいければいいなと思います。
また、私が勝ち上がっている時や
優勝後に、本当にたくさんの励ましや
お祝いの連絡をいただきました。
応援してくださった皆様に感謝しております」
(了)