エジプトのカイロで、
10/2~10/6に開催されていた
71回目の『スリークッション世界選手権』。
ワールドトッププレイヤーの一人、
オランダのD・ヤスパースが
4度目の世界一の座に輝きました。
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ヤスパースはグループステージ(E組)を
2勝0敗で通過。
決勝トーナメントベスト32から、
A・アブダラ(エジプト)
R・レガスピ(スペイン)
T・タスデミル(トルコ)
S・サエギナール(トルコ)
と倒してファイナルへ。
決勝戦ではフランスNo.1の
J・ビュリーと対戦。
見どころ多い接戦となったこのカード。
先に40点に到達したのはビュリー
(40-36 20inn)。
ヤスパースは裏撞きで4点を取り、
40-40のタイスコアに。
勝負の行方はペナルティシュートアウト
(PK戦)に持ち込まれます。
先攻のビュリーは2点を獲得。
そして、後攻のヤスパースは3点を取り、
好勝負に終止符を打ちました。
ビュリーが先に40点を上がるところから
ヤスパースがペナルティシュートアウトを
制するところまでの動画。↓
優勝:D・ヤスパース(オランダ)2.352
2位:J・ビュリー(フランス)2.022
3位:N・Q・グエン(ベトナム)1.629
S・サエギナール(トルコ)1.568
※詳しい結果・経過は
Kozoom Cuescoにて。こちら
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現在53歳のヤスパースは、
世界一に輝くことこれで4度目
(2002年、2004年、2011年、2018年)。
今回は大会序盤からスキがなく、
いつも通りのヤスパースで、
心身ともに仕上がっている印象でした。
試合後には
「勝つことが出来てとても嬉しいよ。
大会を通してメンタルが揺るぎなく、
ここぞという時に全力を注ぐことが出来た。
私は出場者の中では大ベテランの
域になってきていて、残された時間が
少ないこともわかっている。
それがこの大会にかける私の強い
モチベーションになっているんだ」
と語っています。
(※参照記事はこちら)
一方のビュリーは、
『ワールドカップ』での優勝経験はあり、
本大会でも過去に3位入賞はありますが、
これが初のファイナル進出。
初の世界チャンピオンまであと1歩でした。
なお、日本から出場していた
森雄介(JPBF)は、
グループステージを1勝1敗で通過した後、
ベスト32でE・レペンス(ベルギー)に
23-40(22 inn)で敗れています。