〈BD〉デスクから3秒でビリヤード。『株式会社 日本情報マート』にテーブルがやってきた

 

えっ、デスクからこんなに

近い所にビリヤードテーブルが!?

 

壁もパーティションもなく……!?!?

 

いつでも使えるんですか!?

 

東京都中央区日本橋に、

ビリヤード好きならパラダイスと

言いたくなってしまうオフィスがあります。

 

…………

 

その企業とは、株式会社日本情報マート。

 

1991年創業の同社は、

銀行や生命保険会社など金融機関を通じた

中小企業の支援をしている会社で、

 

大まかにまとめさせていただくと、

『中小企業が日頃のビジネスで

直面するたくさんの課題や困りごとを

解消するためのコンテンツを提供したり、

法人営業・コンテンツマーケティング・

オウンドメディア作りなどの

サポートをする会社』

となるでしょうか。

 

……と、字面を眺める限り、

業務的にはビリヤードとは

関連がないようです。

 

そこにどうしてテーブルが!?

 

…………

 

そんな疑問を頭に浮かべたまま、

通常業務中の静かなオフィスへと

カメラを携えてお邪魔するBD。

 

社員のデスクからすぐ近く、

複合機、本棚、ホワイトボードに

囲まれた奥まったスペースに

そのテーブルはあります。

 

ビリヤードテーブルのあるオフィスは

それなりに見てきていますが、

ここまで「職遊近接」なケースは

かなり珍しいと思います。

 

 

サイズは9フィート。

一般的な競技仕様テーブルで、

ブランズウィック『ゴールドクラウン』の

レプリカモデル。

 

このスペースがまた、

テーブルを置くためにあつらえたかのような

ジャストなサイズ感。

 

聞けば、今年5月にフロアの

レイアウト変更を行い、

8月にテーブルを設置したそうです

(施工はNEW ART)。

 

利用時間に決まりなどはなく、

いつ・誰でも自由に使って良いとのこと。

 

社員の皆さんはお昼休みや就業時間後などに

利用することが多く、

時には外部からいらしたお客様と

一緒にプレーすることもあるのだとか。

 

BDが訪れたのは午前中でしたが、

何名かの社員の方々が

パッとテーブルに集まってくださり、

普段遊んでいるような感じのままで

撮影タイムが始まりました。

 

 

すぐそばには業務に集中している

社員の方々がいるのですが、

皆さん慣れているのでしょう。

驚く様子も眉をひそめる気配もなく、

ごく普通に仕事をしていました。

 

「始めのうちはうるさいんじゃないかと

思ったんですが、皆がずっと遊びっぱなし

ということはないですし、

皆、空気を読んで使っているので、

そこまで気になることはないです。

むしろ『カツーン』という音が

心地よいぐらい。

 

やはりビリヤードのあるオフィスは

珍しいようで、外からお越しのお客様は

皆さんよく写真を撮って行かれますね。

テーブルが弊社の広告塔みたいな

感じになってくれています」

 

そう教えてくださったのは、

同社の代表取締役専務の松田泰敏さん

(トップ画像右2)。

 

松田さんは、10代の頃、

映画『ハスラー2』がきっかけとなった

ブーム期にビリヤードに出会い、

その後も「たま~に遊ぶぐらいの長く薄い感じで」

ビリヤードをやっていたとのこと。

 

現在は、会社にいる日はほぼ毎日、

就業時間中やお昼休みに数分~10数分、

そして、仕事上がりに長い時は

1時間ほどプレーを楽しんでいるそう。

 

他の社員とゲーム形式でプレーしたり

教えたりすることで、

コミュニケーションも以前より増えたとか。

 

「全員一度以上はこのテーブルで

遊んだことがあると思いますし、

テーブルを置いたことがきっかけで、

ものすごくビリヤードが好きになった

社員もいますよ」(松田さん)

 

オフィスや個人宅に置かれた

ビリヤードテーブルは、始めのうちは

よく使われるものの段々と……

というケースもあるのですが、

 

お話をうかがう限り、このテーブルは

稼働時間が長く、皆さんの熱中度も

高いことがうかがえます。

 

やっぱりテーブルは使われてなんぼ。

業界内にいる者としては、これだけ

愛されているのを見ると嬉しいものです。

 

改めて松田さんに、テーブル導入の

経緯からお話をお聞きしました。

 

 

松田さん・談:

 

「今年5月に社内のレイアウト変更があり、

それに合わせて福利厚生の一環として、

遊び心と交流が生まれるような

楽しいオフィスにしようと。

 

このスペースにはもともとキャビネットが

立ち並んでいたんですが、

それを移動して場所を空けました。

 

何を置くかについては

社内でアイディアを出し合って、

多数決や意思確認を何度もやりました。

 

卓球、エアホッケー、ダーツなども

候補に挙がっていたんですが、

ビリヤードになった決め手は、

まず、飽きずに長く遊べそうであること。

 

そして、弊社はよく

お客様もお見えになるんですが、

ビリヤードはインパクトがあって

話題になりそうということ。

 

さらに、天板を載せれば普通の

テーブルとしても使えるということでした。

 

実際は毎日誰かが遊んでいますので、

天板はいらなかったのですが」

 

設置してから約2ヶ月。

このテーブルは息抜きの場として、

コミュニケーションツールとして、

そして話のネタとして大活躍。

置いて正解だったと松田さんは言います。

 

 

松田さん・談:

 

「社員間の交流が増えたと思いますし、

お客様にも好評です。

 

外部の方にはこちらから言っているんです、

『うち、ビリヤード台がありますんで、

ぜひ遊びにいらしてください』と。

 

働きやすさだけを追求したオフィスではなく、

外の方が気楽に遊びに来てくれる空間って

素敵だなと以前から思っていて、

今はまだレイアウト変更の途中ではあるのですが、

着実にそうなってきている実感があります。

 

オフィスに色々な人が入って来て、

弊社のことをもっと知っていただき、

交流が生まれて、自由な発想が生まれてくる。

そこから仕事に繋がるものもあると思います。

 

このビリヤードテーブルは

間違いなくその一助になっています。

 

なにより、アイツがあそこにいることで

オフィスが明るくなった感じがするんです」

 

…………

 

お話を聞きながら

だんだんウズウズしてきたBDは、

 

松田さんの「では、やりましょう」に、

一も二もなく「いいんですか?」とお答えし、

 

真っ昼間からオフィスで9ボールを

楽しませていただきました。

 

ええ、パラダイスでした。本当に。

 

ビリヤード好きな方がもっともっと

増えていくことを願っています。

 

(了)

 

 

…………
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